怪談実話 無惨百物語 にがさない の商品レビュー
タイトル通り、実話怪談が百話収録されている。 九十七話「蜻蛉」は、父の葬儀の前に似たようなことが起きたので、怖さよりも親しみを覚えた。
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どっちかっていうとビリーバー方面の話なので、俺の怪談倫理的にはアウトな話もちらほらあるが、しかしこの文量は満足感ある(前作も)。前作もそうだが、東日本大震災関連の怪談(というか、今作に収録されているのは「敢えての」3.11以前の話なのだが)には、作者(山形在住)の誠実さが現れてい...
どっちかっていうとビリーバー方面の話なので、俺の怪談倫理的にはアウトな話もちらほらあるが、しかしこの文量は満足感ある(前作も)。前作もそうだが、東日本大震災関連の怪談(というか、今作に収録されているのは「敢えての」3.11以前の話なのだが)には、作者(山形在住)の誠実さが現れていて、これは超怖最新刊の作者たちのひどく無神経な(つまり無神経に完成度が低い)怪談とは正反対のものだ。
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感想はブログでどうぞ http://takotakora.at.webry.info/201311/article_8.html
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最近の実話怪談ものでは最も力がある著者だと感じる。平山夢明ほどの外連味はないが、地道にきちんとした怪談を積み重ねてゆくという印象。
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「かげふみ」「あるカモシカの死」「鹿に会う」 自然の底知れなさと怖さのある話。何がなんだかわからないけど、知らないままで畏怖を感じてる方が、身のためだなと思う。 にがさないっていうタイトルだけに、怪談実話のほっこり話はほとんどないです。 つまり、休まるところがない。 で、ラス...
「かげふみ」「あるカモシカの死」「鹿に会う」 自然の底知れなさと怖さのある話。何がなんだかわからないけど、知らないままで畏怖を感じてる方が、身のためだなと思う。 にがさないっていうタイトルだけに、怪談実話のほっこり話はほとんどないです。 つまり、休まるところがない。 で、ラストの2話の「ヤクメ」はいやだ。怖いとかでなくて、絶望な感じです。
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