ハロウィン探偵 オズ・ウィリアムス(1) の商品レビュー
19世紀。ロンドン。ヴィクトリア朝。主人公が両親を亡くして、助手(執事みたいな、ね)と二人暮らし。 あの作品を彷彿とさせる出だしですが、中身もやっぱり。ただ、真似をしているのではなくて、きっと作者さんはあの作品に多大な影響を受けたんだろうな、というのがひしひしと伝わってきます。 ...
19世紀。ロンドン。ヴィクトリア朝。主人公が両親を亡くして、助手(執事みたいな、ね)と二人暮らし。 あの作品を彷彿とさせる出だしですが、中身もやっぱり。ただ、真似をしているのではなくて、きっと作者さんはあの作品に多大な影響を受けたんだろうな、というのがひしひしと伝わってきます。 全てが一緒なわけではなく、若干のオリジナル要素もありますが、うーん。 重箱の隅をつつくようで申し訳ないのですが、「ハロウィン探偵が調査した事件の犯人が、探偵に会った次の日に死亡する」の意味がいまいち分からず…。ジャック・オ・ランタンが1日猶予をあげるということなのでしょうか?だったら、◯◯をして殺人を犯したら◯◯されて死亡する、というのは一体どういうことなのでしょう?独房とかで、◯◯になるということ?それは誰がするのでしょう? と、よく分からない設定がたくさんあって、読んでいる間、ずっとわだかまりが消えず…。 そして、ハロウィンは元々アメリカのもので、イギリスで「Tric or Treat」がされ始めたのは、近年のような…。 作者さんが、「好きなものを詰め込みました」とおっしゃる通り、好きなものがごっちゃに入りすぎて、闇鍋みたいになっているな、というのが1巻の印象です。
Posted by
- 1