ローリング・ストーンズ解体新書 の商品レビュー
2014年1月18日読了。中山康樹による「ローリング・ストーンズ三部作」最後の一冊。「結成50周年への違和感」「『世界最高のロックンロールバンド』という称号は正しいか?」「ブライアン・ジョーンズとはストーンズにとって何だったのか」などの問題意識は前2冊と共通しているが、アルバムの...
2014年1月18日読了。中山康樹による「ローリング・ストーンズ三部作」最後の一冊。「結成50周年への違和感」「『世界最高のロックンロールバンド』という称号は正しいか?」「ブライアン・ジョーンズとはストーンズにとって何だったのか」などの問題意識は前2冊と共通しているが、アルバムの聴き所・楽曲単位の聴き所を取り上げた前2冊に対し、こちらはストーンズの歴史や「ストーンズとは何者か」といった点に関する通説や誤読を捕らえなおし、新たな解釈を行うことをテーマとしている。「黒人ブルースのコピーから出発して、ビートルズの影響でオリジナル曲を演奏し始めた」という定説は理解しやすいため広まっているが、初期ストーンズはそもそもブルース的ブルースを演奏していたわけでもなく、ブライアンも巷間言われるほどブルースに耽溺していたわけでもない・・・。いまだにストーンズのことを分かった気がしないのは、世間と自分がストーンズに対して抱くイメージと実態、さらに「ストーンズ自身が見せようとしているもの」全てに微妙なギャップが存在するからなのだろうか。
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ストーンズのデビュー50周年に発行された本。 ストーンズ関係は最近遠ざかっていたが、歴史を再認識。 しかし、新たな発見はない。
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中山康樹氏によるローリング・ストーンズ3部作の最後。かなりネタをしぼった分析なので、ある程度の予備知識ないと面白くないかも。ストーンズ入門にはお勧め出来ない。僕は一気に読んだけど。前2作が早く文庫化されないかなー。
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