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海はどうしてできたのか の商品レビュー

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19件のお客様レビュー

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2024/09/16

地球の46億年の歴史を、地球カレンダーとして1年に置き換え、海の歴史をおう。 最初の海は、2月上旬にマグマオーシャンとして誕生。宇宙から、隕石に含まれた水がやってきて、2月9日に、想像を絶する雨が降り、海に水が満たされた。その後、生命の誕生、酸素の発生、超大陸の出現、氷河期など...

地球の46億年の歴史を、地球カレンダーとして1年に置き換え、海の歴史をおう。 最初の海は、2月上旬にマグマオーシャンとして誕生。宇宙から、隕石に含まれた水がやってきて、2月9日に、想像を絶する雨が降り、海に水が満たされた。その後、生命の誕生、酸素の発生、超大陸の出現、氷河期などを経て現在の海に至る。 以下の言葉が印象に残りました。 たとえ人類がこれまで危機感にあふれた活動を繰り返してきたとしても、長いスケールで見れば海にとっては一過性の現象に過ぎません。みずからが破壊した環境のために人類が滅びても、海はまたなにごともなかったように潮騒を鳴らしつづけることでしょう。 地球環境に配慮するといっても、結局人類の未来を守るため。

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2022/09/29

https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000057330

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2022/07/07

書評のリンク先 https://bf91b760-2b57-4020-a19e-0122e0759e68.filesusr.com/ugd/ae5496_c57e78f628ee4d39849b315a9c099699.pdf

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2022/05/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

初めて月の起源として「ジャイアント・インパクト説」というのがあり、それが科学的に一番もっともらしいということを知った。 まだまだ知らないことがたくさんある。この本を読んでよかった。

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2020/03/23

◯山、川と読んで、順不同ながら三冊目を読み終わった。海の生成についてのみ扱うのかと思いきや、そこは地学の本、やはり幅広く地球に関して扱われており、どちらかというと、地球の始まりから終わりまで、というタイトルの方がピッタリきそうな印象だった。 ◯第二部の終わり、悠久の時の中でその姿...

◯山、川と読んで、順不同ながら三冊目を読み終わった。海の生成についてのみ扱うのかと思いきや、そこは地学の本、やはり幅広く地球に関して扱われており、どちらかというと、地球の始まりから終わりまで、というタイトルの方がピッタリきそうな印象だった。 ◯第二部の終わり、悠久の時の中でその姿を変えてきた地球を思って書かれている内容に、思わずグッときてしまう。 ◯また、地球の遥かなる未来と近未来について、最終章の最後に記載されているが、自分という人間の小ささと、自然への影響の大きさを感じさせる。 ◯なぜこの地球で生命が誕生したのか、現象として理解しても、その意味を見出すことは、生きるものにとっての最大の使命なのかもしれないと思うが、少なくとも、現象を通して得られるものがあるのかもしれないと思う。そういった感傷によって、自分は地学に引き寄せられているんだなと認識した。

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2018/11/19

著者は、海底地形の専門家らしい。本書は地球進化史だが、どうも力不足。後半の海底地形のところはおもしろい。 印象深い本3冊 レイチェル・カーソン われらをめぐる海 シルヴィア・アール シルヴィアの海 シンディ・ヴァン・ドーヴァー 深海の庭園

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2017/12/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

地球の成り立ち、海の成り立ちがわかる本。 遠い未来、火星のようにすべての水が地上からなくなってしまう可能性があるらしい。 この壮大な物語の一部を自分が関わっているのが信じられない。 この世がなんのためにこうなっているのかがわからない。 人間自体、自分自身があるような、ないような、そんな世界に生きている。

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2016/08/30

水の惑星と言われる地球。その水の大部分は海にあるが、本書では、その海の地球史的な変遷と、プレートテクトニクスを基本とする海洋地形の形成について大きなスケールで描かれている。原初の海に発生したシアノバクテリアが当時の生物にとっては有害な廃棄物であった酸素を生産し、その活動によって現...

水の惑星と言われる地球。その水の大部分は海にあるが、本書では、その海の地球史的な変遷と、プレートテクトニクスを基本とする海洋地形の形成について大きなスケールで描かれている。原初の海に発生したシアノバクテリアが当時の生物にとっては有害な廃棄物であった酸素を生産し、その活動によって現在のような窒素と酸素を中心とする大気を形成したなど、偶然のようなできごとを著者は共進化と呼んで、現在の地球へと至る道筋を示してみせる。また、後半では、10億年後におとずれるという海の消滅という仮説を描いてみせる。海洋の水がプレート境界の海溝からマントルに吸い込まれてしまうというちょっと信じられないような話だが、46億年と言われる地球の歴史で地球内部からの熱供給源である放射性元素がいずれ枯渇し、地球は冷えていくという。考えてみたこともなった説明に興奮した。

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2018/10/20

海の誕生を語るには、宇宙科学と地球の歴史を知る必要がある。海の歴史を語るには、分子化学と生命の誕生を知る必要がある。海の形を語るには、物理学とプレートテクトニクス論を知る必要がある。 海の全てを知る事とは、この世の全てを知る事と同義なのではないかと勘違いするほどの深淵を、新書一...

海の誕生を語るには、宇宙科学と地球の歴史を知る必要がある。海の歴史を語るには、分子化学と生命の誕生を知る必要がある。海の形を語るには、物理学とプレートテクトニクス論を知る必要がある。 海の全てを知る事とは、この世の全てを知る事と同義なのではないかと勘違いするほどの深淵を、新書一冊にまとめあげたのが本書だ。 生命誕生や断層など、詳細については専門の一冊の方が詳しいのは間違いないが、海の誕生から現在までの変化を一連の流れで概観出来る。 海の生物、深海の圧力、探査機の性能。本書に書かれていないことは多いが、そんな部分にまで想いを馳せるきっかけとなる一冊。

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2016/03/19

同じブルーバックスの『地球進化 46億年の物語』が難しかったので、そのガイドブック的なことを期待して読みました。期待通りでした。 海がどのようにできたかは、地球がどのようにできたかに関することなので、その点についても興味のあるある方は是非。

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