二十世紀論 の商品レビュー
20世紀を政治、戦争を中心に概観した1冊。史上初の国家間の総力戦となった第一次世界大戦が、特に大きな歴史の転換点だったと説く。著者の近代史に関する本も読んだが、こちらのほうが切り口が明快で分かりやすく感じた。
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知識の整理には良い一冊。コンパクトにまとまっています。 学校で習った歴史上の人物と最も印象がかけ離れているのは、なんといってもフランクリンルーズベルト。 学校ではまるで聖人君子のようなイメージでならっていたが、どうだろう。 今ではどちらかと云えば、無能、戦争責任、など負のイメー...
知識の整理には良い一冊。コンパクトにまとまっています。 学校で習った歴史上の人物と最も印象がかけ離れているのは、なんといってもフランクリンルーズベルト。 学校ではまるで聖人君子のようなイメージでならっていたが、どうだろう。 今ではどちらかと云えば、無能、戦争責任、など負のイメージが強い。 今は学校でどのように教えているんだろうか。興味がある。
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20世紀の歴史の大まかな流れを、政治・経済・文化の各方面について簡単に解説している本です。 著者自身の歴史観に基づいて、20世紀のさまざまな出来事を解釈・評価するような内容だと予想していたのですが、そうした叙述が正面に押し立てられるような印象はありません。平明な語り口で20世紀...
20世紀の歴史の大まかな流れを、政治・経済・文化の各方面について簡単に解説している本です。 著者自身の歴史観に基づいて、20世紀のさまざまな出来事を解釈・評価するような内容だと予想していたのですが、そうした叙述が正面に押し立てられるような印象はありません。平明な語り口で20世紀の歴史を手際よくまとめています。 著者のファンにはすこしもの足りない内容かもしれません。
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ネットワークの戦いが恐ろしいのは、ビンラディンを殺害しても、また別のような活動家が出てくること。ネットワークに中心はない。以前のようにボリシェビキをつぶせばいいというわけにはいかない。 日本は国際連盟で人種平等は国家の威信をかけて要求した。 帝国主義時代、世界の覇権国であったイ...
ネットワークの戦いが恐ろしいのは、ビンラディンを殺害しても、また別のような活動家が出てくること。ネットワークに中心はない。以前のようにボリシェビキをつぶせばいいというわけにはいかない。 日本は国際連盟で人種平等は国家の威信をかけて要求した。 帝国主義時代、世界の覇権国であったイギリスは条約を締結した以上はそれを守らないと国際秩序は保てないという意識をもっていたが、一報ドイツはイギリスと正面衝突さえしなければ、多少強引なことをしても構わないと思っていた。 亡命者が多くて困った東ドイツ政府は西ベルリンへの交通を遮断するために壁をつくった。
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【総力戦が日常生活をも規定してきた20世紀】20世紀という時代の本質を捉えずに21世紀の展望は開けてこない。キーとなる人物と出来事に焦点を当て、20世紀を振り返る。
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歴史の大きな流れを縦糸に、それぞれの時代を代表する人物を横糸に、なかなか面白い本だ。決して堅い本ではない。 第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして冷戦と、二十世紀は正しく戦争、総力戦の時代である。登場する人物も、チャーチルあり、フランクリン・ルーズベルトあり、チャップリン、マリリ...
歴史の大きな流れを縦糸に、それぞれの時代を代表する人物を横糸に、なかなか面白い本だ。決して堅い本ではない。 第一次世界大戦、第二次世界大戦、そして冷戦と、二十世紀は正しく戦争、総力戦の時代である。登場する人物も、チャーチルあり、フランクリン・ルーズベルトあり、チャップリン、マリリン・モンローありと、それぞれ簡単に出自から生涯を俯瞰し、それぞれの人物に興味を抱く内容となっている。
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