自分を動かす言葉 の商品レビュー

中澤佑二【著】

2014/04/19

中澤祐二は、努力の人なんだなと本を読んでいて感じた。
高卒でブラジルへサッカー留学し、帰国後プロになったけれど、すんなりプロへの道をつかみ取った訳ではなく、両親や兄、友人や恩師の助けがあったからこそと、感謝の気持ちが書かれていた。
そんな経歴だから自分には教養がないと思い、本を読むようにしたのだとか。今まで本を読んできたなかから自分に響いた言葉たちが紹介されていた。
教養がないと感じたのも、後輩や人に対して自分の思いを伝えることが難しいと感じたからなのだとか。
サッカーについても自分はヘタクソだから人より多く練習すると書いてあったけれど、言葉にしろ、サッカーにしろ、これと決めたらとことん追求していく姿勢があるから、現在の姿があるのだろうなと思った。
謙虚に、一途に、まっすぐに生きていっている中澤祐二の人柄が文章から伝わってきて、また読み返したい本になりました。

2013/10/28

初めは、スポーツ選手がどんな言葉に影響を受け、プロとして成功しているのかを知りたくてこの本を取った。中澤選手が影響を受けた言葉の中で、自分にも深く刻まれた言葉があった。
「成功は約束されていないけど、成長は約束されている。」

2013/10/28

読みやすくて良い。サッカー好きであれば楽しめるが、マーカーを引くような部分は特になかった。
ただ内容自体は正論で面白い。

2013/09/12

中澤がそんな読書家とは知らなかった。というか中澤佑二を長い間見てきたつもりでいたけど実は何も知らなかったことに気づいた。そういえば彼のコメントとかすらあまり読んだことがなかったな。
かなりの努力の人で、それが今も第一線でプレーできている要因の一つのようだ。
かなり多岐に渡る分野からの言葉が出てきた。私も心に残る、背中を一押ししてくれる言葉にたくさん出会えるようにしていきたい。

2020/10/26

元サッカー日本代表の著者が、自分が力にしてきた言葉を紹介している。著者の根本的な考え方や生き方に加え、数々の言葉の力を借りて、スターダムにのし上がっていく過程が面白い。

2013/04/25

表紙が思いっきり著者の写真で、まさか新書やとは思わなかった。
中澤さんが人生で心に残った言葉を、その場面とともに紹介してくれる。
成功ではなく成長を目指す、笑える男になる、「はい、わかりました」と言える人間に、主張をするなら結果を残す、など、なかなかいい言葉が多い。
何より読みやすくて中澤さんの著書がはじめての自分でも読みやすく、内容に入っていけました。
こういうアスリートのストイックなところを、見習いたいなあ。

2013/04/04

エリートではない中で、試行錯誤して努力を重ねた人。
やり続けること。大切なものを大切に、それ以外はきっぱりと意思表示すること。言葉を刻むこと。
オススメ！

2013/03/25

佑二さんが書く文章はきれいで読みやすいなあ。
そしてやっぱり魅力的な人だ。
なんていうか、その経歴からこの人が創り上げられたんだなーという感じ。
もう生き方そのものが格好いい人なんですね。

しかしなんだか、無理矢理自己啓発本っぽくつながりをもたせていたのが個人的には残念。
社会人であれば・・・というようなアドバイスなくともいいのに。

2013/03/19

スポーツの世界も、言葉を非常に大切にしているんだということがよくわかる本だった。
でも、なぜ一昔前のスポーツ選手は、指導でも、ゲーム中の声掛けでも、現在の基準では暴言同然の言動がまかり通っていたのだろうか？と考えながら読んでいたが、結局は時代が変わったということなのだと思う。
しかし、自分の考えを伝える方法として「背中で語る」だけでは、相手が意図した方向に成長できないだろう。そう言う意味で、自分の経験から言葉の大切さを学び、実践しようとしている。そのために当時語彙が少ない事を痛感してから、本を読んで成長しているという姿はスポーツ選手としてではなく、違う世界でも活躍できる人になると思った。

本書でブッタの言葉が出ていて一番響いた。
過去は追うな。未来は願うな。過去は既に捨てられた。
未来はまだやってこない。
だから現在の事柄を、現在においてよく観察し
揺らぐことなく動ずるkとなく、よく見極めて実践すべし。
ただ今日なすべきことを熱心になせ。
誰か明日の死のあることを知らん。