元素111の新知識 の商品レビュー
物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。 東大OPACには登録されていません。 貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください 返却:物性研図書室へ返却してください
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図書館で借りた。 よくあると言っては失礼かもしれないが、元素毎に知識を詰め込んだ本。文庫なので気まぐれに読むのがちょうど良い。
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我々の身の回りの元素がどういう素性で生活のどういう場面に役に立つのかがよくわかった。地球に多くあるもの、人体に必要な物、害のあるもの等よくわかった。例えば鉛は環境にも人体にもよくないのに体には必須な元素だ。X線を遮蔽するもので白粉に使われていたり鉛蓄電池にも使用される。何と用途の...
我々の身の回りの元素がどういう素性で生活のどういう場面に役に立つのかがよくわかった。地球に多くあるもの、人体に必要な物、害のあるもの等よくわかった。例えば鉛は環境にも人体にもよくないのに体には必須な元素だ。X線を遮蔽するもので白粉に使われていたり鉛蓄電池にも使用される。何と用途の幅広い元素ではないか?教養になりためになる本だと思う。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
つい先日、ニュースで113番元素が「ニホニウム」と命名されたという報道がありましたが、2013年に出版されているこの本にも、まだ名前のない113番元素がキッチリ紹介されてます。 現時点で周期表に載っているすべての元素の名前の由来、発見者や発見時のエピソード、性質、生活の中でどのように使われているのか、生物の体の中でどのような役割を果たしているか、などについて詳述されています。サブタイトルに「引いて重宝、読んでおもしろい」とある通り、辞書的な使い方をする人もいるのではないかと。基本的に、中学ぐらいまでの化学の知識があれば読めると思いますが、頻繁に出てくる化学式はもうワケ分かりません。このへんは、恐らく大学レベルでしょう。 学生時代は、ただ単にテストで点を取るためだけに暗記した周期表ですが、実は物凄く深い意味と意図のもとに作られた「美しい表」である、ということがこの本のおかげで分かりました。ってか、そういう風に教えてくれてたら学生時代にもっと真剣に化学やってたのにな、という感じ。 例えば、周期表の縦の列には性質の似ている、あるいは分類的に同じ枠とされる元素が並んでいる、という事実。炭素・ケイ素・ゲルマニウム・錫・鉛が、銅・銀・金が、亜鉛・カドミウム・水銀が、ベリリウム・マグネシウム・カルシウム・ストロンチウム・バリウム・ラジウムが縦に並ぶのはちゃんとした理由があるからで、特にベリリウムからラジウムに至る列は放射性物質との関係もあって非常に興味深く読めました。 他にも小ネタは満載。なぜ銀行は「金」を扱うのに「銀」行なのか、なぜヘリウムを吸うと声が高くなるのか、抗がん剤の一つであるシスプラチンがなぜ「白金製剤」と呼ばれるのか、どうして消化器検診の時に飲むのはバリウムなのか、などなど。普段の生活の中で、ちょっと気になっていたけど理由がよく分からなかったものがいくつか、この本でクリアになりました。 一読して本棚にしまっておくにはあまりに勿体ないぐらい、様々な情報が詰まった本。今、化学を勉強している学生さんにも、無味乾燥な暗記モノとしてではなく、秩序立った構造物として周期表を捉えるためにぜひ読んでもらいたい本です。
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なぜその元素がそういう性質をもつのか、なぜそのような用途に使われるのかを解説。無味乾燥な羅列を避け、気軽に読めておもしろい。
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水素からウンウンオクチウムまで。初版より七つ増えたようだがタイトルはそのまま。データだけでなく読み物としても良い。どの元素から読んでもいいし一気に読めるような本でもないので,手元に置いておいて時々参照すると楽しそう。最後に超重元素の発見方法がまとめてあって感銘受けました。
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周期表を考えたメンデレーエフの卓見、希ガスや希土類元素、放射性物質の発見者たちの努力に脱帽するばかり。
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