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あしたのための銀行学(2) の商品レビュー

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2014/04/21

正直、かなり専門的。よって、門外漢の私には知識不足による難解な箇所もあったが、正直とても勉強になった。日本の銀行の置かれた立場…「政治」と「経済」(経営合理性)との間である意味がんじがらめになっている様について、認識を新たにした(初めて知った)こと多数。 はたから見ていると、銀...

正直、かなり専門的。よって、門外漢の私には知識不足による難解な箇所もあったが、正直とても勉強になった。日本の銀行の置かれた立場…「政治」と「経済」(経営合理性)との間である意味がんじがらめになっている様について、認識を新たにした(初めて知った)こと多数。 はたから見ていると、銀行って「預金者から預金を集めておきながら、それを貸し出しに回さず国債ばかり買っていて、けしからん」というような論調に同意してしまうところがありますが、日本の大手銀行は銀行で苦しい…のですねぇ… 本書で著者はその構造を明らかにして、打開の方向を示唆している訳ですが、なかなかのゴリっとした良書であり力作と思います。

Posted byブクログ