野良犬を追う男 の商品レビュー

中原一也【著】

2024/02/17

冤罪を着せられ極道となり若頭補佐に上り詰めた須田。
かつて共に過ごし深い関係を持っていた男、新垣は刑事となって再会する。
新垣は須田を表の世界に戻すと言い…。

極道と刑事という対局な世界で生きる2人。
須田の極道で這い上がろうとする意志の強さが凄かった。
そんな須田を追い続けて最後には、と壮絶で。
陥れられ共に闇へと堕ちて行くけれどそこは2人にとっては「楽園」であった事が私には嬉しかった。
正義と悪、どちらで生きるにせよ2人で居られれば構わないというラスト、最高でした。

あとがきにありましたが私はハピエンと受け取りました。
須田は新垣と共にどこかでのたれじんで、には笑ってしまいましたが。

2013/10/10

捜一刑事×若頭補佐 同級生

この言葉にしがたい後味の悪さ…煮えきらない感じ？もー!!すごくモヤモヤモヤモヤするー！！！
そりゃあこれだけ悪いことしてきた人は普通に死んだらいかんと思うけどもさ…このラストはもどかしいっしょ…。まあ作者も後書きで書いてるけど。答えの分からない終わり方は私も好きだけどもこれはモヤモヤ～もどかしい！もどかしい！