透明な人参 の商品レビュー
「透明の人参」は中国の教科書に採用されていると聞いたが自分にはちょっと難解であった。「お下げの髪」は分かりやすく面白かった。
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おすすめ資料 第205回 (2013.9.27) ノーベル賞作家、莫言氏の中短篇小説集です。 主に"文革"や"大躍進"など、現代中国の激動の時代を舞台とした作品集で、現代中国の歴史やメンタリティーを実感できる、正に「珠玉」の作品ばかり...
おすすめ資料 第205回 (2013.9.27) ノーベル賞作家、莫言氏の中短篇小説集です。 主に"文革"や"大躍進"など、現代中国の激動の時代を舞台とした作品集で、現代中国の歴史やメンタリティーを実感できる、正に「珠玉」の作品ばかりです。 また、冒頭には2012年スウェーデンでのノーベル賞授賞講演も掲載されています。 「私は一人の物語る人です。」(本書p20)と語る莫言氏の作品と言葉に、どうぞ触れてみてください。
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2012年ノーベル文学賞受賞!若い石工と眼が黒菊のように美しい娘は、誰からも見捨てられた少年をかばううちに恋に落ちる…中国で高校国語の教科書に選定された「透明な人参」ほか5作の中短篇及びノーベル文学賞受賞講演を収録。
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氏の代表作でもある表題を含んだ短篇集。以前読んだ白檀の刑のような派手でけばいような話は少なく、只々美しい情景と、その中で淡々と繰り広げられる物悲しい人間模様が中心。この表題作は中国では国語の教科書に採用されたらしいが、うーん…? 個人的にはこの本のどの短編よりも、白檀の刑の方が...
氏の代表作でもある表題を含んだ短篇集。以前読んだ白檀の刑のような派手でけばいような話は少なく、只々美しい情景と、その中で淡々と繰り広げられる物悲しい人間模様が中心。この表題作は中国では国語の教科書に採用されたらしいが、うーん…? 個人的にはこの本のどの短編よりも、白檀の刑の方がずっと面白かった。漠然とした予想だけど、小説の内容だけではなく作者の訳し方の差にもかなりの要因があるんじゃないかと個人的には思う。まぁ、感想はどうあれ、中国現代文の一端は感じることができたんじゃないか、と自己完結しておくことにする。
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