あなたの話し方はなぜ相手を怒らせるのか の商品レビュー

植西聰【著】

2019/01/30

コールセンターの苦情発生防止研修の準備用に購入。

ビジネスシーンを中心に、日常のコミュニケーションで相手の気分を害する事例をまとめた本。
平易な文体であっさりと書かれている。見開き分の2ページで1エピソードなので、サクサク読める。その手の本ならば、内容も薄味だろうと思ったが、なかなかどうして参考になった。はじめこそ「まぁそうだよね」「そりゃそうだ」と読んでいたが、読み進むうち「…それは…言ってるかも…」「それ言われたことあるな…」というテーマもちらほら。

がっしりした専門書ではないが、その分門戸が広い。あらゆる立場の人に共感してもらえる本かと思う。ショートエピソードの集合なので、スピーチのネタ本としても使えそう。

あとは本文と関係ないが、カバーイラストがしりあがり寿というのも、真っ当な本文の内容と好対照で、シュールでよい。

2018/12/23

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2016/05/11

とても参考になりました。
読んでいて、怒らせた人より怒った人がこれを読んだほうがいいのではないかと思う箇所も多々ありました。

嫌味なことを言われると、ついついまともに受け止めてしまっていましたが、「まあ、そう言わないで」と笑って受け流せるようになりたいです。

Amazonでこちらの本を検索したら「この商品を買った人はこんな商品も買っています」のところに、もっと良さそうな本が…(笑)

2013/03/10

読んでいると、「く～～、あるある」と思わずうなってしまうところ多々あり。

多分読む人によって、「あ、図星だな。いたたた」と思うところが異なるんだろうけど、その「図星」と思う回数の多さに、あらあらあら…。

とりあえず、いまこの時点での私にとってピンときた内容は：
①「誰だって、自分の言いたいことを好きなだけ話したいと思っています。しかし、その内容を相手も聞きたいとは限りません」→相手の立場に立って話すこと。特に…
②相手をバカにした言い方は絶対だめ！！！（当たり前だけど、ついつい）
③「自分の常識が、相手にとっても常識」と言わんばかりの決めつけ口調は、相手を怒らせてしまう
④ネガティブな噂話や評価はやめよう！毒舌吐いてウケるのは芸能人やテレビに出ているパーソナリティだけ。

あと、これは使えるな、と思ったのが、
「言いにくいこと、伝えにくいことはアイ・メッセージ」で伝えるということ。
相手を主語にして「あなたは～～～だ」と命令・決めつける語りは反感を持たれやすい。「私は～～」と自分を主語にして、相手のしていることやその時の状況について、自分はどんな風に感じているか伝える方法