スケアクロウ(上) の商品レビュー
正直に言うと、最初はあまり期待していなかったのですが、読み進めると、その最初の印象は一変。一気に物語に引き込まれます。特に上巻の後半あたり、ジャックがLASに行くあたりのところから、話が突然進みますねぇ。 上巻で、“敵”の存在が明らかになりました。下巻で、その姿の見えない敵に、果...
正直に言うと、最初はあまり期待していなかったのですが、読み進めると、その最初の印象は一変。一気に物語に引き込まれます。特に上巻の後半あたり、ジャックがLASに行くあたりのところから、話が突然進みますねぇ。 上巻で、“敵”の存在が明らかになりました。下巻で、その姿の見えない敵に、果たして、どうやって戦いを挑んでいくのか。楽しみです。
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二週間後にリストラされることになった新聞記者が主人公。殺されてトランク詰めにされた殺人事件に疑問を抱き、FBIの元恋人と一緒に調査をする。主人公が調べていく様子と、犯人である天才ハッカー側の章と交互に語られる。最初から犯人がだれか明かされているけれどおもしろく読めた。
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もう今更何も言いようがない。オープニングから淀みなく物語は流れ、テンポよく事件に引き込まれていく。今回違いがあるとすれば、犯人側の視点も描かれ最初から犯人が分かっている倒叙タイプの展開になっていることだろう。これはこれでいかにしてマッケレイブが真相に近づくか興味深い。そして何より、今回はレイチェル・ウォリングが大きな役で登場。なんかコナリー・ワールドもごっちゃになってきた。レイチェルってボッシュとつきあってなかったっけ?
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同じ主人公が活躍する作品「ポエット」を読んだのが、 そう前の事ではなかったので、 十二年もたってしまったことに、最初ついていけなかった。 あんなに若々しかったジャック・マカヴォイが、 新卒同様の若い子に席を譲らされ、追い出されることになっているなんて! (下巻に続く)
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マイクル・コナリーといえば「ハリー・ボッシュ」シリーズだと思うが、同シリーズはハリーが抱えているものが重く、どうしても沈み込んでいく方向に話が進みがちである。なので、実は好作はハリー・ボッシュ以外のところにある、と思っており、中でも傑作だったのが「ザ・ポエット」。前置きが長くなっ...
マイクル・コナリーといえば「ハリー・ボッシュ」シリーズだと思うが、同シリーズはハリーが抱えているものが重く、どうしても沈み込んでいく方向に話が進みがちである。なので、実は好作はハリー・ボッシュ以外のところにある、と思っており、中でも傑作だったのが「ザ・ポエット」。前置きが長くなったが、その「ザ・ポエット」で主人公だったジャック・マカヴォイが本書の主人公ということで期待度は十分。その期待を裏切らない作品だった。 ジャック・マカヴォイはロスアンゼルス・タイムズの記者だったが、解雇通知を受け、2週間で後任を育ててやめることになっている。 ジャックは、自分が書いた殺人事件の記事で、容疑者とされた若者の祖母から、うちの子ではないという電話をうけたのがきっかけで、事件に関わっていくようになる。 真犯人は早い段階でわかってしまうが、緊張感あるストーリーは素晴らしい。傑作。
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「ザ・ポエット」以来の新聞記者ジャック・マカヴォイもの。リストラ目前で出会ったのは、冤罪事件。追及を始めた彼は、思わぬ形で退路を断たれる。下巻に続く!
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新聞記者マカヴォイが主人公の2冊目。 前作より10年後という設定で、新聞がネットに取って代わられつつある時代の流れも描いています。 ジャック・マカヴォイは、ロサンジェルス・タイムズの記者。 「ザ・ポエット」の事件で名を上げ、高給取りだったため、人員整理の対象になってしまった。 ...
新聞記者マカヴォイが主人公の2冊目。 前作より10年後という設定で、新聞がネットに取って代わられつつある時代の流れも描いています。 ジャック・マカヴォイは、ロサンジェルス・タイムズの記者。 「ザ・ポエット」の事件で名を上げ、高給取りだったため、人員整理の対象になってしまった。 2週間だけ後任の教育に当たった後に、退職することに。 後任のアンジェラ・クックは野心的な若い女性。 同僚はいずれアンジェラも良い記者になるだろうが、そうなるまでに多くの事件を見逃すだろうとマカヴォイを惜しむのだった。 若い黒人が白人女性を殺した容疑で逮捕された。 小さな事件と思われたが、家族の抗議を受けたマカヴォイは事情を調べ始める。類似した事件に気がつき‥ 犯人スケアクロウの側からも描かれます。 マカヴォイらの動きに感づいた犯人は‥ ネット犯罪と連続殺人犯という事件のほうは、いかにも派手な題材。 FBI捜査官のレイチェル・ウォリングが登場し、10年ぶりにがっつり取り組むことに。 マカヴォイからのたった一本の電話で動くレイチェル。 作者自身が同じロサンジェルス・タイムズの新聞記者だったので、実感がこもった内幕小説ともなっています。 コナリーの主人公でなんといってもカッコイイのはハリー・ボッシュなんだけど、マカヴォイは他人と思えないらしい書きっぷりが、なかなか面白いです。
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新聞会社のインサイド・ストーリーとして興味深く読める。 事件の概要が判明してくる終盤の期待感は大きい。
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初読の作家ですがかなり人気シリーズを 手がけてるんですね。ノンシリーズかと思って 今作から読み始めたんですが...なんとこれも シリーズものだった...。あぅぅ。 でも読み易さもストーリー展開とテンポの良さも 相まって、なかなかに引き込まれますね。 実績はあるが故に高給取りとな...
初読の作家ですがかなり人気シリーズを 手がけてるんですね。ノンシリーズかと思って 今作から読み始めたんですが...なんとこれも シリーズものだった...。あぅぅ。 でも読み易さもストーリー展開とテンポの良さも 相まって、なかなかに引き込まれますね。 実績はあるが故に高給取りとなってしまった 新聞記者の主人公「マカヴォイ」は所謂リストラ勧告を受け 引き継ぎの新人育成に残りの勤務を当てられる。 その中で、自身が扱った事件の容疑者が冤罪ではないか...という 匂いを察知し、独自で調査に乗りかかる。 その中、過去に類似した女性殺害事件にブチあたる...。 事件を追う「マガヴォイ」の視点と犯人側の 「スケアクロウ」側の視点がいいタイミングで切り替わり 緊張感、緊迫感がいい感じに伝わってきます。 この「スケアクロウ」....ネット、IT、コンピュータに 関しての超天才かつ、異常者w。そのスキルの 高さと行動力がハンパじゃないw。そして怖いw。
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名作『ポエット』で主人公を務めたマカヴォイが久々に、“主役”に帰ってきた。ボッシュシリーズとはひと味違うが、記者ならではの設定と展開に愕然
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