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危機の憲法学 の商品レビュー

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2014/02/01

奥平康弘・樋口陽一編『危機の憲法学』弘文堂、読了。本書のテーマは「『危機』における憲法の対応力を理論的に検討」すること。憲法学者14人の論文を収録し、「3・11」後の政治・社会を憲法学の立場から考察する。現行憲法の掲げる理念が未だ途上の現在進行形であることが理解できる。 奥平康...

奥平康弘・樋口陽一編『危機の憲法学』弘文堂、読了。本書のテーマは「『危機』における憲法の対応力を理論的に検討」すること。憲法学者14人の論文を収録し、「3・11」後の政治・社会を憲法学の立場から考察する。現行憲法の掲げる理念が未だ途上の現在進行形であることが理解できる。 奥平康弘・樋口陽一編『危機の憲法学』弘文堂。戦後の民主化と平和主義の原点である現行憲法の「抵抗の哲理」(奥平)は果たして空論なのか--否。自民党改憲案がにわかに注目を集め、実質的にないがしろにするような暴挙が続く現在。本論集は現行憲法の「危機」を乗り越えるアクチュアリティを提示する好著。

Posted byブクログ