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ワタナベ家のちょっと過剰な人びと の商品レビュー

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2013/04/05

「音楽家一家ってどんなんだろう?」と、ちょっと軽い好奇心から読み始めた本。 さすがに”ふつう”ではない、”過剰な”エピソードが満載だ。 特に、子どもに音楽の英才教育を受けさせる場面は、想像を絶する厳しさだ。読んでいて背筋がゾーっと凍りつくほど、本当に怖くなった。 しかし、筆者のコ...

「音楽家一家ってどんなんだろう?」と、ちょっと軽い好奇心から読み始めた本。 さすがに”ふつう”ではない、”過剰な”エピソードが満載だ。 特に、子どもに音楽の英才教育を受けさせる場面は、想像を絶する厳しさだ。読んでいて背筋がゾーっと凍りつくほど、本当に怖くなった。 しかし、筆者のコメントに心救われた。 …多くの『厳しい』といわれる指導者を見てくると、自己犠牲と誠実を感じることが多い。対象に対して敬意を持ち、無私の情熱がなければ、尊敬できる厳しい人には決してなれない… 一流といわれる人たちの考えを学ぶにもいい。あとがきで筆者の父である渡部昇一氏のコメントが、この本を温かい愛情でまとめている。

Posted byブクログ