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救命拒否 の商品レビュー

3.3

12件のお客様レビュー

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2023/12/24

命の選別という側面をもってしまう、トリアージの苦悩と現実が心に重い。死を受け入れられない笹岡も、命を背負いきれない中杢も、どれほど苦しんでしてきたことだろう。ただ、この起爆装置は気づけないわ。

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2019/01/20

トリアージ・タッグを題材にした所、命の優先順位に苦悩する救命に目を付けた所は凄く良かったんだけど、物語り全体が軽い感じになってる様に感じてしまいました。とても残念(^^;;ただ、トリアージをした後もズット、これが的確だったのか?苦悩する姿は色々と考えさせられた。命の選別をする側...

トリアージ・タッグを題材にした所、命の優先順位に苦悩する救命に目を付けた所は凄く良かったんだけど、物語り全体が軽い感じになってる様に感じてしまいました。とても残念(^^;;ただ、トリアージをした後もズット、これが的確だったのか?苦悩する姿は色々と考えさせられた。命の選別をする側、された遺族の気持ちなどを知る事が出来たが、若林の死に重きを置かなかったからかな?視点を変えたら凄く良い作品だった気がしました。それと好みだろうけど倉吉のギャグが(古っw)滑った感あって寒かった。

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2016/06/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

う~ん。 大阪人情を醸し出そうとしていることは分かるのだが・・・ 最後まで物語に入り込めず、 しかも、 途中まで岸謙太が主人公とも気が付かず、 トリアージを扱うと言うと救命の現場。 この結論なら トリアージも救命も不必要では? 何もかもが中途半端で 今ひとつであった。

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2016/01/12

ホテルの講演会場に仕掛けられた爆弾が、壇上の救命医・若林の命を奪った。怨恨の線で捜査に乗り出した大阪府警捜査一課の岸謙太は、死の間際に若林が自らの救命を拒否する指示を出していたことを知る。難事件が浮き上がらせる、緊急医療現場の苦悶。犯人の動機は。医療トリアージ=命の選別を問う骨太...

ホテルの講演会場に仕掛けられた爆弾が、壇上の救命医・若林の命を奪った。怨恨の線で捜査に乗り出した大阪府警捜査一課の岸謙太は、死の間際に若林が自らの救命を拒否する指示を出していたことを知る。難事件が浮き上がらせる、緊急医療現場の苦悶。犯人の動機は。医療トリアージ=命の選別を問う骨太警察ドラマ

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2015/10/25

読後感は爽やかとは言えない。 疑い疑われ、裏切りもある。 なのに、救いのなさは感じない。 紛れもなく、背後には善良な人々の 揺るぎない信念と正義が支えとして、ある。 ミステリーとしてよりも、人間への賛歌として 鏑木作品を読み継ぐ者として、この作品もまた 素晴らしい。

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2015/06/17

2015.6.17-36 救急救命の現場や命の選別の重み、救命士の苦悩はよく描かれていたが、犯人像に何処か腑に落ちない感が残る。

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2015/01/12

爆破事件を追うベテランと若手刑事の物語。「医療トリアージ」を題材にしているのがポイント。よい読後感。

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2014/09/29

正直なところ、ミステリ的な部分——大阪Sホテルシンポジウム爆破死傷事件の犯人探し——は「まあまあ」な印象。それなりに興味を惹かれましたが、真犯人が分かったところで特段カタルシスがあったわけでもない感じで読了。 その犯人探しよりも、トリアージ——誤解を恐れずに言うと、命の優先度を...

正直なところ、ミステリ的な部分——大阪Sホテルシンポジウム爆破死傷事件の犯人探し——は「まあまあ」な印象。それなりに興味を惹かれましたが、真犯人が分かったところで特段カタルシスがあったわけでもない感じで読了。 その犯人探しよりも、トリアージ——誤解を恐れずに言うと、命の優先度をつける行為——を巡る関係者のスリリングなやり取りに心奪われた感があります。 自分が遺族関係者になったら、あるいや逆に医師の関係者だったらどう感じるか。凄まじくデリケートな事案に対して、いろんな立場からどのようにあるべきかを考えさせられます。そして、そうした社会派ミステリとしては、脳が2・3回裏返るほど考えさせられる良質な作品だと思いました。 それにしても、この作者は主人公と脇役たちを魅力的に描くのが本当に上手だと思います。本作の岸謙太と倉吉、本多の関係が、「白砂」「時限」で見た主人公達の、絶妙な関係の面白さにとても似ています。面白さの感覚としては、超楽しい二時間ドラマを観た感覚にとてもとても良く似てると思いました。

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2014/05/25

思わせぶりな描写が多すぎるかも。 重めのテーマの作品は久しぶりで、 ぐっと身構えて読み始めた分 少々肩すかしをくらった気分。

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2013/11/04

久しぶりに、買って良かったと思えた小説です。 心に響いた言葉が沢山あった。「生きる覚悟」なんて考えた事無い。「絶対に勝てない相手を師と仰げば、挫折感を味わわないで済む」には身に覚えがある。 おとぼけ警部補・倉さんと生真面目刑事岸ちゃんコンビが凄く自然体。まるですぐそこの道をあ...

久しぶりに、買って良かったと思えた小説です。 心に響いた言葉が沢山あった。「生きる覚悟」なんて考えた事無い。「絶対に勝てない相手を師と仰げば、挫折感を味わわないで済む」には身に覚えがある。 おとぼけ警部補・倉さんと生真面目刑事岸ちゃんコンビが凄く自然体。まるですぐそこの道をあーでもない、こーでもないと言い合いながら歩いている様。 人が人の命の選別をする。選別をした瞬間から始まる重圧。私は、自分の命を削りながら生きていく覚悟が出来ないな。

Posted byブクログ