ヘタウマ文化論 の商品レビュー
面白かったし読みやすかった。 へたかわ路線を自称する自分としては腑に落ちる事だらけ。上手いは1つに収斂されるけど、下手は千差万別、そこが味。そして日本にはその唯一無二を重んじる文化は昔からあると思う!
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そうかぁ 岩波新書に この一冊が入って来たのかあ と ちょっと感無量を覚える まぁ 「カラー版 似顔絵」を この岩波新書から 出しておられるからこその 一冊なのでしょうが… あとがき の自筆原稿が秀逸
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☆でも、日本のアニメも村上隆の作品もヘタウマではないな。やはり、人を引き付ける戦略としてのヘタウマだろう。
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ラジオを聞いているみたい。昔話。立川談志のすごさが繰り返される。変なおじさんという見方しかできていないから,寄席の録音を聞いたり,何かしらの本を読んでみよう。
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様々な分野で「ヘタからウマいを目指す」に加えて、或いは替わって「面白いを目指す」風潮を指摘。ウマい人が敢えてヘタに見せることで感動を呼び起こす「ヘタウマ」を指摘し、その歴史的な背景なども紹介。整理されないまま書かれているが、これがヘタウマ、か。
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タモリの芸を「思考模写」としたところが面白い。 文章量が少なく軽くて読みやすい。著者の主観のみで展開されていく論は目新しいものではない。しかし私達若者世代には馴染みのないヘタウマの先駆者たちの名前が沢山挙がってき、その先人達に出会うきっかけを与えてくれる所がこの本の良いところだ。
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問わず語りのつれづれエッセイ。 物真似の流れの中でタモリがどのように偉大かがはじめてわかった。 南伸坊もとりあげているが「変相」のほうにばかり気を取られて タモリから引き継がれた(と察せられる)「思考模写」について 言及がないのが惜しい気がする。
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バラエティと称するテレビ番組に辟易させられることが増えた気がする。下手なものを下手に見せては低俗に堕し、上手いものを下手に見せてこそ文化になる。本物のカルチャーを理解してこそカウンターカルチャーを楽しむことができる。
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日本文化を席巻するヘタウマ現象を嘆きつつも、ヘタウマのキーマンを振り返りながら懐かしげに語る。あまり「文化」を論じてはいないけど、タモリの分析なんか面白くって好し。 しかし、巷に溢れるヘタウマへの批判から始まるも、気付けばヘタウマの素敵さを語ってて、結局何が言いたかったの、と...
日本文化を席巻するヘタウマ現象を嘆きつつも、ヘタウマのキーマンを振り返りながら懐かしげに語る。あまり「文化」を論じてはいないけど、タモリの分析なんか面白くって好し。 しかし、巷に溢れるヘタウマへの批判から始まるも、気付けばヘタウマの素敵さを語ってて、結局何が言いたかったの、という読後感が残る。
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徒然なるままに書き散らしたという体裁の文化論。 思ったことをそのまままとまりなく書きましたという割にはしっかりまとまっているのはさすがだなぁ。 この人の画は、新潮文庫の筒井康隆作品の挿絵の印象が強い。星新一といえば真鍋博、筒井康隆といえば山藤章二。 ヘタウマ文化論ということですが...
徒然なるままに書き散らしたという体裁の文化論。 思ったことをそのまままとまりなく書きましたという割にはしっかりまとまっているのはさすがだなぁ。 この人の画は、新潮文庫の筒井康隆作品の挿絵の印象が強い。星新一といえば真鍋博、筒井康隆といえば山藤章二。 ヘタウマ文化論ということですが、立川談志と東海林さだおの2名をあげて、「ウマくてヘタに憧れる立川談志」と「ウマいけどヘタをウマく表現している東海林さだお」を論じて(?)いる。 最後のあとがきが手書きなんだが、これまた絶妙な味のある字だ。
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