サービス付き高齢者向け住宅経営成功の秘訣25 の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
チェック項目12箇所。サービス付き高齢者向け住宅経営を成功させるためには、大きく分けて5つの押さえるべき重要なポイントがあります、1つめはサービス付き高齢者向け住宅をよく理解し、そのメリットとデメリットを知った上で取り組むことです、2つめは土地の選定です、3つめはプランニングです、4つめはサービスの提供についてです、5つめは管理業務です、以下のポイントを中心に、老人複合施設の運営を受託し、自らもサービス付き高齢者向け住宅を複数経営する私が、これまでの経験値から導き出したノウハウを、25の成功の秘訣として紹介します。平成20年の時点で、空き家率は焼く13%、平成25年にはさらに空き家率が高くなっていることが予想されます、この空き家のうち、約55%が賃貸住宅であることもわかっています。人口全体に占める高齢者の割合は着実に増え、高齢者向け住宅の不足を引き起こしています。介護は重労働です、プロではない、素人の家族の手には負えないことも多く、介護付きの高齢者向け住宅を求める声が大きくなっています。一般にサービス付き高齢者向け住宅では、立地条件よりもスタッフやサービスの質のほうが問われます、ですから、通常の不動産投資とは異なり、気にするべきなのは、土地の価値ではなく、どのような事業を行なうかです。子どもが成人して家を出て、自分も高齢者と呼ばれるような年齢になると、ファミリータイプの住居が広すぎることに誰もが気付くようになります。高齢者の生活には、不安がつきものです、今は介護を必要としていなくても、健康面での不安、精神的な不安、そして何かあったときに、誰にも助けてもらえないのではないかという不安を訴える方はおおぜいいらっしゃいます。一般に、高齢者は住み慣れた家を離れたがらないといわれていますが、実際にひとり暮らしが難しくなったり、息子や娘に強く説得されたりしたときには、サービスや設備の行き届いた高齢者向け住宅へ移る覚悟を決めるようです、その理由の1つには、1人で生活できなくなり、近隣に迷惑をかけたくないという思いや、離れた土地で暮らしていて寝込んだりすると、子どもが遠方から駆けつけなければならないという負担をかけなくたないという気持ちが強く働くということが考えられます。要介護2と判定された人は、毎月19万4800円までの介護サービスを、介護保険を使って利用することができます、自己負担があるとはいえ、毎月20万円近くの金額を介護サービスに使えるのは、本当に介護の必要な利用者にとっては素晴らしいことです。私はスタッフが辞める本当の理由は、3Kや4Kが原因ではないと考えています、なぜなら、スタッフの多くはそれらの条件を承知した上で、介護業界に入ってきていることが多いからです、多くの業界と同じように、離職理由の第一は人間関係です、対人サービス業である介護業では、人間関係によるストレスがたまりやすく、それを解消できない場合、燃え尽きて辞めてしまうことが多いのです。私は、根本的にストレスに対処するためには、その人自身が人間的に成長する必要があると考えています、仕事とプライベートとの切り分けや仕事への使命感や職業倫理を自覚することで、やりがいを感じ人間関係について深く悩まなくなるのです。日本の場合は、購買意欲の劣る高齢者の方が増えますから、「売上=数量×単価」の「単価」の方も減っていくのではないかと考えています、しかし、どんどん落ち込んでいく日本経済の中で、唯一といえるほどの成長市場は高齢者をターゲットにした医療・介護の分野です。
Posted by
- 1