芸人交換日記 の商品レビュー
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「やろうと思ってる人は一杯いて、それを実行に移す人はほんの一握り。『やろうと思ってた』と『やる』の間には大きな川が流れてる」 この言葉がグサっと刺さった。私は自分がやりたいと思ったことはすぐに始める方だけど、それを長く続けられない。自分には向いてないかもとか、これやってもどうにもならないから他のこと頑張ったらいいやとか思ってすぐに辞めてしまう。 「夢を諦めるのも才能だ」 その言葉は、私のように言い訳を見つけてやりたいことから逃げてしまう人には言えない言葉だ。不安を乗り越えて自分の選んだ道を突き進んだ人の言葉だ。 だから、彼らがすごく眩しすぎて苦しかった。
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立ち読みで終わるレベルのボリューム。 日記形式で綴られるのは悪くないが、にしてももう少し書いて欲しい。
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M-1やKOCなどを見る目が変わりました。 何千人もの人が優勝という栄冠を狙い、優勝した人、惜しくも優勝を逃した人などそれぞれにストーリーがあることを考えるとテレビに出ている世界だけが全てでは無いことを感じさせられました。 とても感動します、泣いてしまいました。
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結局イエローハーツは、自分たちの「素」で勝負しようと腹をくくることになります。「笑軍天下一決定戦」というコンテストに向けてネタを出し合いながら、「コンビニの店員と客」といった設定ではなく、「田中と河本」という人間自体の面白さをネタにするのが一番面白い、という結論に辿り着きます。 この結論は、お笑い芸人を目指す人だけじゃなく、表現をしたいと思っている人みんなに共通するものだと思います。おそらく一番の問題は、「自分」から出発しないで「理想」から出発してしまうことです。若い頃はとくに、「理想」と「自分」との距離のあまりの遠さに押しつぶされそうになります。そして、「理想」に辿り着くため、「自分」を大きく見せるために、余分なものを積み重ねていこうとします。でも僕は、じつは積み減らしていくことのほうが正解だと思うのです。減らして減らしていった最後、逃げようのない本来の自分というものがドスンと出てきた時に、その人らしいものが現れます。それこそが、面白い。(あとがき・若林正恭)
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Q.なぜこの本を購入したのか? たまにはビジネス書でもなく、自己啓発書でもなく、 ユーモアのある小説を読みたいなと思い、購入してみました。 放送作家の鈴木おさむが書いたというネームバリューにも惹かれました。 Q.実際に読んだ感想は? ストーリーの構成は流石は放送作家といわんば...
Q.なぜこの本を購入したのか? たまにはビジネス書でもなく、自己啓発書でもなく、 ユーモアのある小説を読みたいなと思い、購入してみました。 放送作家の鈴木おさむが書いたというネームバリューにも惹かれました。 Q.実際に読んだ感想は? ストーリーの構成は流石は放送作家といわんばかりに綺麗にまとまっていました。 コンビ二人の胸中の想いがページをめくるごとにあらわになっていく姿は、 なにか「人のプライバシーを透明人間になってのぞき込むような」ワクワク感や背徳感にも似た感情が沸き起こりました。ただ、二人の人生を第三者としてのぞき込む好奇心はたまらなかった。 しかし、1つ残念な点は、二人のやりとりがくどすぎる場面が数か所あったところ。 い「くらなんでもそのくだりで日記回さないだろ」というところも日記を使ってやりとりするところは流石に冗長すぎて読むに堪えなかったです。 それ以外は泣けて笑える日記小説といった感じで最後まで楽しめました。 芸人さんって楽しそうにやっているけど大変なんだなあ。
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やろうと思ってる人は一杯いて、それを実行に移す人はほんの一握りなんです。「やろうと思ってた」と「やる」の間には実は大きな川が流れてるんですよ。 若林 解説 僕は、じつは積み減らしていくことのほうが正解だと思うのです。減らして減らしていった最後、逃げようのない本来の自分とい...
やろうと思ってる人は一杯いて、それを実行に移す人はほんの一握りなんです。「やろうと思ってた」と「やる」の間には実は大きな川が流れてるんですよ。 若林 解説 僕は、じつは積み減らしていくことのほうが正解だと思うのです。減らして減らしていった最後、逃げようのない本来の自分というものがドスンと出てきた時に、その人らしいものが現れます。それこそが、面白い。 「諦めよう」と思うところまで突き詰められるのは、敗退ではなく、前進だと信じたいのです。「自分はこの世界でやっていくような人間じゃない」と気付くまでやり切った人なら、次の場所でも必ず、夢を追えるはずですし、辞めていった仲間は実際にそうです。
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交換日記だけで繰り広げられる、コンビ芸人の会話が物語になっている。 2人の芸人の人間性や、2人の関係性、芸人としての思いなどが伝わる日記になっている。 「男の友情」とな「夢を語り合う」感じに自分は弱いな〜と思った。 交換日記を誰かとしたくなった。 最近は、オンラインでのリア...
交換日記だけで繰り広げられる、コンビ芸人の会話が物語になっている。 2人の芸人の人間性や、2人の関係性、芸人としての思いなどが伝わる日記になっている。 「男の友情」とな「夢を語り合う」感じに自分は弱いな〜と思った。 交換日記を誰かとしたくなった。 最近は、オンラインでのリアルタイムでのやり取りばかりだから、現在より少し前の人と連絡を取る感覚味わいたいのかな
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オーディオブックで視聴 久しぶりに本で泣いた! これが友情ってやつなのではないかと思えた作品。 上手くいったことより、楽しかった事の方が覚えてるもんなんだなあと。2人で漫才してても売れないし、悔しい・惨めな思いもしたけど、やっぱり楽しかった...読んでて、自分が目指してることに一生懸命になろって感化されたし、今の自分が嫌にもなったり、恥ずかしくなった。 夢を諦めるのも才能...その唯一の才能に気付けたカワノ。今の自分だったら、諦めた自分がカッコ悪くてやらないと思う。だからカワノはすごいと思った。 人間って、大切なもののために、生きていくんだなあって心から思えた作品でした。
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10年以上売れない漫才コンビが、本音を言い合うために交換日記を始めた。それから二人の人生が変わっていく。 途中まではおもしろく、途中からは少し悲しく、考えさせられる。 夢があって、ずっと努力して、でも諦めた。 それは、才能がなかったから。相方のため。家族のため。 そんな人い...
10年以上売れない漫才コンビが、本音を言い合うために交換日記を始めた。それから二人の人生が変わっていく。 途中まではおもしろく、途中からは少し悲しく、考えさせられる。 夢があって、ずっと努力して、でも諦めた。 それは、才能がなかったから。相方のため。家族のため。 そんな人いっぱいいるんだろうな。 たとえ叶わなかったとしても、そういうものがあって、本気で頑張れたのなら、幸せ。って思ってしまう。そういう人は、甲本さんのように、次の夢を見つけてまた頑張れるんだろう。 自分の人生が「やろうと思った」で終わっているからか。 「やろうと思った」と「やる」との間には大きな川が流れているんですね。
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題名通り日記形式だから、サクッと読める。 自分はこの原作より先に劇をみたことがあったんだけど、劇に負けず劣らず、涙を誘うものだった。 友情、夢、希望、挫折。自分の中の熱い何かが込み上げてきて、それを抑えきれなくなりそうになる。その何かは色んなものがぐちゃぐちゃに混ざって、言葉にし...
題名通り日記形式だから、サクッと読める。 自分はこの原作より先に劇をみたことがあったんだけど、劇に負けず劣らず、涙を誘うものだった。 友情、夢、希望、挫折。自分の中の熱い何かが込み上げてきて、それを抑えきれなくなりそうになる。その何かは色んなものがぐちゃぐちゃに混ざって、言葉にしようと思うと、分からなくなってしまうけれど、この本はその何か、自分の琴線に触れる話だった。
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