モンスターメーカー ドラゴンライダー(上) の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
たぶん、発刊から大きく時を経ずして入手した。モンスターメーカーにものすごく耽溺していたわけではないが、小説作品は一通り揃えていると思う。 読むのはこれで三度目か四度目か。 比較するのもなんだが『ドラゴンランス戦記』と同レベルでタイトル詐欺である。 登場人物たちの背景設定が厚く語られていることによってぼやけてしまっているが、シャーズ族の神セテトが信者に与えた使命が契機となり、襲い来る災厄をからくもしのぐという物語の筋からすると、ドラゴン及びドラゴンライダーは端役である。大きな対抗措置であったという意味でドラゴンは存在意義があったが、それだけだ。 かようなことを初読の時から思っていたわけではない。しかし、ずっとなにか足りないどこか足りないとは思っていた。思いつつも、お気に入りの描写によってずっと手放せずにいる。 そろそろ手放す頃合いかと幾度目かの思いをいだき、これもまた幾度目か、手放す前にもう一度読んでおこう・・・ で、また手放せなくなった。
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