いざ志願!おひとりさま自衛隊 の商品レビュー
知名度の低い予備自衛官補について実際に入隊した体験、50日間の過酷な訓練を描く。自衛隊に対する暖かな視点が何よりの魅力。 27歳、酔った勢いで応募した予備自衛官補の試験。まさかの合格から過酷な訓練。普段体験できない自衛隊の過酷な訓練について面白おかしく描く。あまり顧みられること...
知名度の低い予備自衛官補について実際に入隊した体験、50日間の過酷な訓練を描く。自衛隊に対する暖かな視点が何よりの魅力。 27歳、酔った勢いで応募した予備自衛官補の試験。まさかの合格から過酷な訓練。普段体験できない自衛隊の過酷な訓練について面白おかしく描く。あまり顧みられることのない自衛隊員の日々の努力について、実際の体験から肯定的に語る。マニアでない一般人の視点が良い。 発砲から25キロ行進など、厳しい40日の訓練を通じて筆者の心も成長していく過程は感動的。 災害派遣など自衛隊の話題を見た多くの人に自衛隊の姿を本書を通じてもっと知ってもらいたい。
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今まで知らなかった「予備自衛官補」についてだったり自衛隊についてだったり、とても読みやすかった。 ただ、ちょっと文章のクセが強いなって…。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
作家?の女性がひとりで自衛隊に潜入するルポ。 現在、災害等に対して守っている自衛隊だが内部の事はまったく分からなかったが、 本書では分かり易くしかもユーモア感ありで記されている。現在の安保の問題でも自衛隊は板挟みになってしまっているが、戦争はしない・抑止力としての安保という考え方は大賛成だ。自分の国及び大切な人を守るためのの武力は必要ではないか。
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普段あまり意識することのない自衛隊を女性目線でやわらかく紹介。男が気付かないところに目が行き届いていて女性のしたたかさを感じる。自衛隊というどこかお堅いイメージをまるで感じさせないのが狙いなのだとしたら大成功。脱線した話の方が面白かったりして、でもしっかり中身は詰まっていた。 新...
普段あまり意識することのない自衛隊を女性目線でやわらかく紹介。男が気付かないところに目が行き届いていて女性のしたたかさを感じる。自衛隊というどこかお堅いイメージをまるで感じさせないのが狙いなのだとしたら大成功。脱線した話の方が面白かったりして、でもしっかり中身は詰まっていた。 新入社員の研修で自衛隊に体験入隊した記憶が蘇った。自衛隊は平時は遠い存在だったりするけれど、実は災害発生時に一番に駆けつけてくれる重要な存在。常に人命と結びついているのだから相当なストレスだと思うのに、縁の下の力持ちに徹する姿に脱帽します。
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酔った勢いで資料請求し、30手前にして予備自衛官補になってしまった著者。そこから50日間の訓練を受け、予備自衛官になるまでの体験と、自衛隊への熱い想いが詰まっている。文章が軽妙でわかりやすいし、押し付けがましくないのが良い。一冊一気に読んでしまった。 宿舎での生活から実弾射撃ま...
酔った勢いで資料請求し、30手前にして予備自衛官補になってしまった著者。そこから50日間の訓練を受け、予備自衛官になるまでの体験と、自衛隊への熱い想いが詰まっている。文章が軽妙でわかりやすいし、押し付けがましくないのが良い。一冊一気に読んでしまった。 宿舎での生活から実弾射撃まで、実際にどのような訓練が行われているのか知ることができる。自衛官や予備自衛官の心構えには頭が下がる思いがする。そして戦争に絶対反対だからこそ、過酷な訓練が必要だし、それが全く無駄になることを心から願っているという気持ちが伝わってくる。 文庫版では東日本大震災で初めて現実になった、予備自衛官招集についても触れられている。
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文章は読みやすくて軽い感じですが、予備自衛官という一般的には知られていない制度ががよくわかります。というか私もこの本を読むまで知らなかった。 著者は酔った勢いで申し込みをして受験し合格→採用→予備自衛官補→訓練→予備自衛官となり毎年所定の日数の訓練を続けているそうです。 自衛隊内...
文章は読みやすくて軽い感じですが、予備自衛官という一般的には知られていない制度ががよくわかります。というか私もこの本を読むまで知らなかった。 著者は酔った勢いで申し込みをして受験し合格→採用→予備自衛官補→訓練→予備自衛官となり毎年所定の日数の訓練を続けているそうです。 自衛隊内でしか買えないカップラーメンや年度末になると各自トイレットペーパー持参でトイレに行くなどコミカルな話から東日本大震災での初の予備自衛官召集など真面目な話も取り扱っていて最後まで楽しく読めました。 著者の自衛隊への愛のあふれる文章もよかったです。
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【自衛隊は、今日も頑張ってます!】酔った勢いで受けた「予備自衛官補」の試験が合格。全身あざだらけの戦闘訓練、土砂降りドロドロの匍匐前進。驚きの体当たり体験記!
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文体がブログっぽくて最初はうーん…って感じで読み進めていったけど、ためになる内容でした。 内容が内容だけに重くならないようにの配慮なのかな? 写真がたくさんあったのが意外。こんなにたくさんの自衛隊の写真(特に練習風景)なんて初めて見た。写真があると分かりやすくて良いな。
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自衛隊入隊、訓練、頭が下がります。 自分も、出来ることをしっかりしなきゃいけないな…と考えさせられました。
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娘が持っていたので、読ませてもらいました。 ロクに自衛隊の事など知らなかった著者が、酔った勢いで予備自衛官補に応募してしまうところから始まるライトノベル調の文体によるルポ。 全くどこにでもいそうな普通のオネエさんが、1セット5日間の訓練を体験、繰り返し、10セット50日の訓練を...
娘が持っていたので、読ませてもらいました。 ロクに自衛隊の事など知らなかった著者が、酔った勢いで予備自衛官補に応募してしまうところから始まるライトノベル調の文体によるルポ。 全くどこにでもいそうな普通のオネエさんが、1セット5日間の訓練を体験、繰り返し、10セット50日の訓練を終え、予備自衛官になる。その後も年に5日ずつの訓練を継続し続けます。 全くの自衛隊ド素人が中に入ってみると、どうなるのか、という好奇心くすぐる体験記として読み始めました。実弾射撃訓練で、こんなものが当たればイチコロで自分も敵も死んでしまうことを実感し、戦争反対の気持ちを強く持ちつつ、国民を守る使命感に目覚めていく著者の心境には共感できました。 一方、君が代や国歌斉唱に対する著者の心情なども吐露していますが、どうも押し付け感が強く感じられました。 また、軍隊式の絶対的な上意下達の組織内に身を置くことの不条理などに戸惑う場面などありそうなものですが、そういう描写はありません。 思うに、扶桑社の月刊MAMOR誌(自衛隊オフィシャル広報誌)に掲載される原稿故、自衛隊に対する批判的な意見は封印せざるを得ないという事情があるであろうことを念頭に読む必要があるように思いました。 総じて、筆者の訓練経験中に感じたであろうやりがいの感覚や、有事の際に真っ先に命の危険にさらされるのは自衛官であり有事など無い方が良いのだという意識の形成過程には共感できましたが、残り半分の自衛隊広報誌としての自衛隊バンザイ的な部分には辟易しました。 とくに、海外から見れば自衛隊はどう見ても軍隊なのだから、「国防軍」にしてしまえばよい、と著者が考えていることには共感できません。正式に軍隊となれば、自衛官の行為に問題があった場合に、一般の公開裁判ではなく軍法会議にかけられるようになりますし、現在の様な志願制とは異なる徴兵制度も浮上してくることになりかねません。 災害時の救援や専守防衛のために自衛隊が存在してくれていることは有難く頼もしいと思います。一方で、現政権が掲げる集団的自衛権行使や積極的平和主義が推し進められると、国民や国土を守るのとは違う意味で彼等自衛隊員が他国の人に引き金を引かなければならなくなったり、彼等隊員の命が失われたりすることになりかねません。 決して前線に出ることなく安全なところに座り続けている政治家が、国民や国土の防衛以外の目的で彼等隊員を戦場に送り出すようなことがあってはいけないと、改めて思いました。 東日本大震災の際に、召集があれば出頭可能か、と確認された際には、現実に出動を覚悟の上で出頭可能と答えた筆者をリスペクトします。
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