どうやって社員が会社を変えたのか の商品レビュー
いすゞの企業改革の成功事例のその仕掛人のキーマン達から観た振り返りをしている本です。「やらせない改革」を標榜し、企業の風土をいかに変えるかを考え、強い組織を作っていくことを失敗を繰り返しながら築き上げた成功事例は、本に書かれている以上の不断の努力と情熱がないと成し得なかっただろう...
いすゞの企業改革の成功事例のその仕掛人のキーマン達から観た振り返りをしている本です。「やらせない改革」を標榜し、企業の風土をいかに変えるかを考え、強い組織を作っていくことを失敗を繰り返しながら築き上げた成功事例は、本に書かれている以上の不断の努力と情熱がないと成し得なかっただろうということが、容易に想像できます。強い会社を作るということは、こういうことだろうと共感できます。トップが会社を変えることは、一時的には可能でも、長期的には続かないのだろうということがわかる気がします。
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会社を変えるってことは相当なパワーが必要なんだなぁと思った。付け焼刃でも駄目だし、トップと現場のビジョンが違ってもうまくいかないんだなぁと思う。 現状、自分の会社でもまさに会社を変えるための活動をやっているが、活動内容を報告するための活動になっているように思う。まだまだやり方が定...
会社を変えるってことは相当なパワーが必要なんだなぁと思った。付け焼刃でも駄目だし、トップと現場のビジョンが違ってもうまくいかないんだなぁと思う。 現状、自分の会社でもまさに会社を変えるための活動をやっているが、活動内容を報告するための活動になっているように思う。まだまだやり方が定まっていないところではあるが、これからどう変えていけるのか、もがきながら考え、実行していきたい。
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チームの免疫力 メンバーそれぞれが、チームの一員として目指すものに向かって組織的に行動するとき、お互いの間に判断基準(考え方の原理)または行動の原則を共有していることで全体の動きにまとまりが出てくる、というチームメンバーが共有するある種のルールなのだ。 ザ.チーム著者 斎藤ウイ...
チームの免疫力 メンバーそれぞれが、チームの一員として目指すものに向かって組織的に行動するとき、お互いの間に判断基準(考え方の原理)または行動の原則を共有していることで全体の動きにまとまりが出てくる、というチームメンバーが共有するある種のルールなのだ。 ザ.チーム著者 斎藤ウイリアム浩幸は、日本の組織を、何かを解決する、何かを生み出すための組織ではなく、与えられたことを間違いなく処理するための組織、何かを守るための組織だと言い切る。 高度成長時代には当たり前であった会社に対するロイヤリティ 忠誠心は消えてしまっている。社員相互の判断基準や行動の原則がバラバラだし、目指すものも共有していないから、集団として存在はしていてもチームとして機能しなくなってきている チームを教育するアメリカ 個人主義化が進む日本 単に人が集まっているグループ 目指すものを共有し、メンバー相互の信頼関係あるチーム 人として信頼する プロフェッショナルとしての専門性で信頼する 動きの原則・考え方の原則 事実・実態を真摯に学ぶところからすべてはスタートする 常に意味・目的・価値を問い続ける 改善・合理化としてのTQC 指示を繰り返すだけでは何も動かない 無理やり推し進めようとしたら、やらせの原理で突き進むしかなくなってしまう やらせをしない改革 会社が社員を変えるのではなく、社員が当事者となり会社を変えるというコンセプト 経営と社員との間に基本的な信頼関係が失われてくると、仕事だから命じて無理にやらせるというやり方は通用しない 仕事として無理にやらせるということはしない 全社一律一斉という方式は取らない 社員の二割が変われば会社は変わる やらせるから、当事者としての自発性を引き出すへ、価値観のコンセプトが転換しないと改革は成功しない 生きているものの存在は、そもそも不安定でゆらいでいるという事実の認識が基本であり、型にはまったものの見方をせず、正解はひとつでなくてはならない、上司は答えをもっていなくてはならないという強迫観念とも戦える 事実と自分に対して誠実であろうと常に努力を続けていかないと改革は成功しないという原則 先生は私に、ああなりなさい、こうなりなさいと言うけれど、どうしたらそうなるかは言ったことがない ゆらぎ 異質な人々が集まっている状態から生じてくる、組織や社内常識、既存文化への揺さぶり ホロニック 個々の異質な要素が集合しているにもかかわらず、全体としては調和がとれている様子 頭の中で構成した精神論を押し付けるのではなく、事実に即して物事を見ていこうという姿勢
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柴田昌治さんの本は、「なぜ会社は変われないのか」に始まり、多数読ませていただきました。当時、組織における様々な問題は、個々人の能力アップによって解決できるものだと思っていた自分にとって、人間同士の関係性、組織風土にフォーカスした作品に、衝撃を受けた記憶があります。それだけインパク...
柴田昌治さんの本は、「なぜ会社は変われないのか」に始まり、多数読ませていただきました。当時、組織における様々な問題は、個々人の能力アップによって解決できるものだと思っていた自分にとって、人間同士の関係性、組織風土にフォーカスした作品に、衝撃を受けた記憶があります。それだけインパクトがありました。 一方、金井教授は、キャリア論・組織論を中心に、こちらも多数の本を読みました。 このお二人による作品読まないわけにはいきません。 この著書は「なぜ会社は変われないのか」で語られているストーリーを、実際のモデルとなった人物の証言を交え、実態に迫るという、興味深いものでした。現実は、以前の著書で書かれている以上の苦労があったようです。 スコラの風土改革の原点を見ることができる、貴重な作品です。 それからかなりの年月が経ち、日本の状況も、スコラの理論も変わってきています。 そんな中であっても、組織風土に対し、注目していきたいと思っています。 チームワークの二大要素 「目指すものを共有」し、「動きの原則、考え方の原理を共有」することの大切さ 基本姿勢「事実・実態を真摯に学ぶことからすべてはスタートする」 この事実の中には「生きているものの存在は、そもそも不安定でゆらいでいる」という事実認識も、基本中の基本として含まれる 「事実と自分に対して誠実にあろうと常に努力を続ける」という姿勢 動きの原則・考え方の原理 ①事実・実態を大切にする ②常に意味・目的・価値を問い続ける ③当事者であり続ける この3つを共有することが、チームワークが機能するために不可欠 <この本から得られた気づきとアクション> ・風土改革の重要性をあらためて痛感した。 ・自分の考え・行動は動きの原則・考え方の原理に沿っているだろうか、自問自答しなければならない <目次> 序章 日本企業がわずらっている現代病―チームの免疫不全症候群 第1章 なぜ会社は変われないのか 第2章 大企業病を克服せよ 第3章 社員が自ら考えて会社を変えていく 第4章 驚異的成果を生むマネジメントの真髄 終章 人を幸せにする会社とは―「いい会社」の条件
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いすゞの改革に携わった重要人物3名の回顧録。トップダウン型ではなく、社員が当事者となり、改革を進めて行く姿が描けれている。改革の途中には、軋轢や混乱が必ず生まれるが、それに動じないトップの胆力が現場社員をやる気にさせ、壁を乗り越える原動力になる、考えさせられる一冊となった。
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実際に20年前にあった企業文化の変革の事例を 時代を超えて当事者たちが語るドキュメンタリー。 日本企業に”チーム”を復活させるためのヒントが 詰まっています。
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