1,800円以上の注文で送料無料

土地の神話 の商品レビュー

3.8

5件のお客様レビュー

  1. 5つ

    1

  2. 4つ

    2

  3. 3つ

    2

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2018/05/28

僕らサラリーマンの多くが、何の疑いもなく、満員電車に揺られ、ビジネス街へと足を向け、また満員電車に揺られ、ホームタウンへと戻っていく。 そんな東京のライフスタイルを陰ながら規定する鉄道・地下鉄の創設期に隠された人間ドラマを深掘り、近代的日本の造形(の過程)を露わにする一冊。 僕...

僕らサラリーマンの多くが、何の疑いもなく、満員電車に揺られ、ビジネス街へと足を向け、また満員電車に揺られ、ホームタウンへと戻っていく。 そんな東京のライフスタイルを陰ながら規定する鉄道・地下鉄の創設期に隠された人間ドラマを深掘り、近代的日本の造形(の過程)を露わにする一冊。 僕らは、知らぬ間に、様々なシステムの上で踊らされている、ということに気付かされる。

Posted byブクログ

2016/10/04

昭和という時代の土地神話について なかなか興味深い角度から勉強になるⅠ冊です。 東急グループがどのように成長したのか? 田園調布ができる経緯。 そこに関わった数々の当事者の方々。 ビジネスの参考になる点も多くなり、 皆さんにもお薦めのⅠ冊だと思います。

Posted byブクログ

2015/08/25

昭和初期から戦後にかけて、東京という都市がどのようにデザインされ、どのようにつくられてきたのか理解できる。 こういった知識や背景を知っている猪瀬氏が引き続き東京都知事であってほしかったと思う。 渋沢栄一氏の四男、渋沢秀雄氏が田園調布をつくり、 五島慶太氏が鉄道網を拡大し、大東京...

昭和初期から戦後にかけて、東京という都市がどのようにデザインされ、どのようにつくられてきたのか理解できる。 こういった知識や背景を知っている猪瀬氏が引き続き東京都知事であってほしかったと思う。 渋沢栄一氏の四男、渋沢秀雄氏が田園調布をつくり、 五島慶太氏が鉄道網を拡大し、大東京・大東急ができた。 戦争が終わり、田園調布はアメリカGHQに家をとられ、鉄道はGHQの民主化指令で誕生した労働組合いより分割・縮小を余儀なくされる。 東京という都市の歴史と人間ドラマが垣間見られ、楽しく読むことができた。

Posted byブクログ

2015/12/17

日本における田園都市構想の勃興から「強盗慶太」の所以に至るまで、よく描いている。イギリスで起こった本来の田園都市構想とはなにか、という件はちょっと冗長にすぎる感あり。ただし、欠かせない要素ではある。

Posted byブクログ

2013/03/19

東急東横線の渋谷地下化にあわせて読んでみました。なぜ、日本、東京は郊外への鉄道が放射状にのびているのか?途中の宅地開発と鉄道がセットになっているのか。特に東急の手法を歴史的事実を踏まえて説明している。五島慶太の生涯記と言っても言い。田園都市構想、田園調布そしてたまプラーザへの流れ...

東急東横線の渋谷地下化にあわせて読んでみました。なぜ、日本、東京は郊外への鉄道が放射状にのびているのか?途中の宅地開発と鉄道がセットになっているのか。特に東急の手法を歴史的事実を踏まえて説明している。五島慶太の生涯記と言っても言い。田園都市構想、田園調布そしてたまプラーザへの流れなどを知ることができた。 東京の人間がなぜ混雑した列車に揺られて通勤するのか?戦前からの流れはおもしろい。 ただ途中で海外の話なども入って来たところから少し読むのが辛くなった

Posted byブクログ