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状箱騒動 の商品レビュー

3.4

11件のお客様レビュー

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2017/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

<酔いどれ小籐次留書>シリーズ19弾。 どうやら、これって尻切れトンボ? 話をぶった切ってココで一旦終了で、「新・酔いどれ小籐次」シリーズが始まる…ってか始まってるとか。 マジか。 今回おりょうさんとおしんさんの会話で、おしんが「わたしに一度だって優しい言葉をかけてくれたことがない。女子はいつだって殿方の優しい言葉を待っているものですよね」とおりょうさんに言うのが怖い。 普通、知り合いの男性とその彼女がいる前で、そんな事言わない。 これって「あなたの彼氏に優しくされたい」って言ってるようなもので、宣戦布告かと思うわ。 で、おりょうさんが「おしんさんに優しくしてください」と言うけど、それも怖い。 この宣戦布告の意味を踏まえての、余裕を見せた女のセリフか。怖い。 って所だけど、作者はきっと仲の良い女同士のいち面を書いただけだろう。 だが、実際こんなことを彼氏の知り合いの女が言ってきたら、彼女あるいは妻の立場の女は頭来るはず。 作者は女心が判ってない。 「国三の迷い」 どこかの巻でもこの題名が付けられた事があったっけなぁ。懐かしい。 国三は初め、一年だけと言う約束で本家に修行に預けられた。 そして二年目の時に、まだ汗をかきたいと言うことで翌年も修行を続けた。 今回小籐次の前で、新たな才能を見せた国三だが。 小籐次は真面目に働く国三を離したくなくなった本家と、国三を早く戻したい久慈屋との間に挟まれた形となったが、どちらにも肩入れはせずにじっくりと見て決断するから任せてくれと言う。 しかし、結局この巻では決着をつけず。 国三は恵まれているなぁ。 久慈屋は都会から身を離しての修行をさせて、落ち着いたら店に戻したいわけだから。 二年目の修行が許されたのは、国三の謙虚からでなくてはならないと思う。 紙漉きの仕事が面白くなってきたからまだやりたい、であってはいけないと言うこと。 国三は分家に多大な恩があるのだから、ここで本家に残りたいってのは我儘になってしまうが。 まぁ、尻切れトンボらしいからな。 残念です。

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2016/10/13

先に『品川の騒ぎ』を読んでしまったが、この19巻を読んでなかった。 うづと太郎吉の祝言で、小藤次とおりょうは、無事仲人を終える。 水戸への道中は、小藤次、おりょう、駿太郎、あい、お夕が、行くことになるのだが、水戸街道では、水戸藩への妬みで、葵の紋の入った状箱が、盗まれており、...

先に『品川の騒ぎ』を読んでしまったが、この19巻を読んでなかった。 うづと太郎吉の祝言で、小藤次とおりょうは、無事仲人を終える。 水戸への道中は、小藤次、おりょう、駿太郎、あい、お夕が、行くことになるのだが、水戸街道では、水戸藩への妬みで、葵の紋の入った状箱が、盗まれており、その反動で、おりょうと駿太郎がかどわかされる目に合う。 水戸斉修が頼んだ小藤次の創意工夫の水戸領内の竹と紙とで、作成した行灯で、損をする藩が、牙をむく。 おしんらの協力で、無事に解決するが、小藤次の太市での剣のさばき。 老中青山の指示で、南奉行が荒尾但馬守が、状箱を盗んだ山城屋で、蔵を捜査し、水戸家へ届けるが、、、 皆、知恵者揃い。 何事もなかったように、済ませるところが心憎い。 最後に、国三が、製作した竹の花器におりょうが、花を活けるところなど、作者が男性なのに、粋な終り方であった。

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2013/11/09

いつもの水戸への出張です。(^^; 出かけた先での話ではなく、道中の話が中心ってのがポイントかな。 御鑓拝借のカウンター的な話でした。 ちょっとした遊び心ですかね。 今回は水戸から帰らずに終わっているので、次は水戸からの帰り道かな?

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2013/11/02

NHKでドラマ化されると聞いて読み始めたこのシリーズも、とうとう最新刊に追い付きました。 そんなに大きな話ではないけど、小藤次の活躍が楽しいです。 今回は何度目かな、また水戸へ。

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2013/05/06

このシリーズはマンネリ化してきて、あまり面白くなくなった。 勝五郎、三河蔦屋の染左衛門とのやりとりが、行かせぎ?と思わせる様な感じがする。

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2013/05/03

20130503 内容のわりには長い。もう少し絞ったほうがよいのだが。このシリーズもそろそろ終わりにしてもらえないか。毎回か? ( ;´Д`)

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2013/03/31

第十九弾 ある程度パターンが定まった感じ。 うづと太郎吉の祝言後、おりょうらと水戸への旅立ちと水戸家に纏わる騒動。小籐次のお槍拝借をまねる? 当然ながら規模は小さく、付け足し? 今後は国三の去就の話題か?

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2013/03/07

酔いどれ小籐次留書の19~北村おりょうが水戸に招かれ出立する前に,うづと太郎吉の祝言が行われ,駿太郎とあいと長屋のおゆうも連れ,帰りには成田にも行くことが決まった。千住に着くと太田晴太郎ら水戸の護衛一行が駕籠を用意して待ち受け,橋には不逞浪人が屯している。小姓頭の太田には水戸の状...

酔いどれ小籐次留書の19~北村おりょうが水戸に招かれ出立する前に,うづと太郎吉の祝言が行われ,駿太郎とあいと長屋のおゆうも連れ,帰りには成田にも行くことが決まった。千住に着くと太田晴太郎ら水戸の護衛一行が駕籠を用意して待ち受け,橋には不逞浪人が屯している。小姓頭の太田には水戸の状箱が奪われ,二度目には飛脚が殺されたと伝えられ,町外れでは小籐次に妙な手出しをすると,おりょうら女こどもにも害が及ぶと脅される。更に街道筋では青山老中の手下が接触してくる。牛久では実際におりょうと駿太郎が攫われて取り戻したが,弓手も用意した待ち伏せを返り討ちにする。水戸藩主に宛てた書状から,西国大名の土地で造った行灯が売れなくなったと水戸と赤目は恨みを買ったらしい。小籐次が御槍拝借した手で,水戸と江戸で葵の紋が入った状箱を晒すらしい。馬で水戸へ駆けつけた小籐次は大市の日に曝されると研ぎ師の姿で張り込むと案の定,刺客が現れ,胴流しでこれを倒した。水戸で小籐次は行灯作りの手ほどきを,おりょうは家臣の妻女に読み書きの手ほどきをなすが,もうひとつの用は,久慈屋の奉公を芝居でしくじって紙漉の郷で修行をしている国三を江戸に戻すことだが,簡単にはいきそうにない~国三の話で次作へ繋ぐとは姑息。おりょうの態度が他人行儀で嫌だね

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2013/02/25

成長譚の分野にまで進出した佐伯先生の 酔いどれ小藤次留書シリーズ 中年の星「酔いどれ様」が江都だけの活躍 に留まらず水戸騒動にも鮮やかな手際で 解決しまくる 爽快感たっぷりの作品です!

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2013/02/11

水戸行き、楽しみにしていたんですが、なかなか、水戸の殿様はできた方ですねえ。ただ、おりょうさんの押しが今回、弱くて残念。もっと、押しまくって、小籐次を困らせて欲しいわ。

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