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松本清張傑作選 悪党たちの懺悔録 の商品レビュー

3.8

9件のお客様レビュー

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2020/12/29

しばらく前に読んでいて、2度目。 殺人事件、ではないお話し。時代は変わっても人のやる事考えることには変化はないんだと思わされる。

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2018/10/28

"永遠のゼロを読んでから、小説を無性に読みたくなり、松本清張さんの作品を著名な人がそれぞれの視点で集めた「松本清張傑作選」全6巻を大人買いした。 この人の作品はこれが初。 今回のセレクションの中で気に入ったのが、 「ある小官僚の抹殺」「黒字の絵」「空白の意匠」 「黒字の...

"永遠のゼロを読んでから、小説を無性に読みたくなり、松本清張さんの作品を著名な人がそれぞれの視点で集めた「松本清張傑作選」全6巻を大人買いした。 この人の作品はこれが初。 今回のセレクションの中で気に入ったのが、 「ある小官僚の抹殺」「黒字の絵」「空白の意匠」 「黒字の絵」は解説を読むと、実際にあった話とのこと。今の今まで知ることはなかった歴史の一こま。 もし、全国に知れ渡っていたら、地位協定の見直しや自衛隊のあるべき姿を考えるきっかけになったであろう事件。小説を通して学ぶ現代史。 また、人物の心理描写が当時の雰囲気を醸し出している。人の心理、組織の挙動など学ぶことのできる点が多々ある。"

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2017/06/12

『カルネアデスの舟板』が読みたくて購入したのだが、これは期待外れ。ただ、この言葉を使いたかっただけのような気がする。『空白の意匠』は、最後の一行が衝撃的。

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2021/06/04

清張の「黒地の絵」という短篇が良いと、阿刀田高さんが書いていたので、そのうち読んでみようかと。 2021年6月4日、追記。 読む予定だったが、すっかり忘れてしまっており、読むのは中止。 『黒地の絵』は、昭和25年7月10日に小倉で起こった黒人兵集団脱走事件をモチーフにした作品...

清張の「黒地の絵」という短篇が良いと、阿刀田高さんが書いていたので、そのうち読んでみようかと。 2021年6月4日、追記。 読む予定だったが、すっかり忘れてしまっており、読むのは中止。 『黒地の絵』は、昭和25年7月10日に小倉で起こった黒人兵集団脱走事件をモチーフにした作品らしい。 この本の収録作品は、 啾々吟/カルネアデスの舟板/ある小官僚の抹殺/黒地の絵/空白の意匠/大臣の恋/駅路。

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2015/11/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

朝鮮戦争開戦当時の小倉での進駐軍による日本人暴行を書いた「黒地の絵」。冒頭、祭りの太鼓の音を子供と青年のばち捌きの差で活き活きと表現したのもつかの間、悪魔のような事件。推理小説でもなくエンターテイメントでもないこの作品でやっと松本清張を少し理解できた気がする。外国人の表現が難しいから映像にはならないだろう。こんな、差別につながりかねない難しい話こそこの作家の真骨頂なんだろう。昭和の暗い面を取り上げた話をもっと読みたい。

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2014/09/06

悪党たちの暗い結末を描いた短編7編。「カルネアデスの板」とういう言葉をただ使いたいが為に書いただけ、のようなものもあった。2014.9.6

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2014/08/23

昭和の匂いがプンプンする傑作選。昭和三十年代生まれの私でも、リアルでは体験してない世相を描いている先品が多いが、なぜか懐かしさを感じさせる。 ただ、本書では一番の傑作は歴史小説の「啾々吟」でしょう。 悪党たちの作品をあつめたのてしょうが、本当の悪は「ある小官僚の抹殺」に出てくる...

昭和の匂いがプンプンする傑作選。昭和三十年代生まれの私でも、リアルでは体験してない世相を描いている先品が多いが、なぜか懐かしさを感じさせる。 ただ、本書では一番の傑作は歴史小説の「啾々吟」でしょう。 悪党たちの作品をあつめたのてしょうが、本当の悪は「ある小官僚の抹殺」に出てくる篠田正彦くらいでしょうか。その意味では、題名に偽りありで、浅田さんが選者なら、もっといいものも選べたのでは? いずれにしても 通勤電車で読むのには最適で、あとシリーズが五冊あるのでしばらくは楽しめるかな。

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2013/07/15

アンソロジーは編者次第… 同シリーズの他作品に比べ、浅田次郎佐藤優編は、清張作品を飽きさせないセレクトです。

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2013/06/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本当に読後感の悪い短編集。 人間の嫌な部分もあるし、そもそも画的に気持ち悪い部分もある。 でも、それでも松本清張は文章の力がありすぎて、俺をして星を5つ評価欄に載せしむのです。 「大臣の恋」 好きだなあ。

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