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ポスト3・11の科学と政治 の商品レビュー

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2018/05/27

科学だけで語れない問題をいかに科学的合理性を保ちつつより広い枠で語るのか。科学だけでは解決できない不信や不安、苦悩をどう受け止めるのか。これから考えなければならない問題が山積。

Posted byブクログ

2015/02/02
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※このレビューにはネタバレを含みます

筆者が3月11日以前から、原子力問題に関する対話に長年かかわってきたなかで確信してきたことの一つは、専門家の言説が本当の意味で信頼される可能性は低いということである。揺るぎない真実を知るものとして非専門家を啓蒙する専門家ではなく、社会とともに悩みながら、よりよい科学技術の、原子力のありようを模索する専門家こそが、この未曾有の事故を前にして、以前よりもなお求められているのである。(p.114) 「世界」はまた、二重の意味で「公共的(public)」なものでもある。第一は、「人々に共通して現れ、見られ聞かれるもの」という意味(共通性)で、第二に「人々の間に介在し、人々を結びつけるとともに、近寄りすぎて衝突しないように離しておく」という意味(介在性)でだ。そして、このような公共的な世界(共通世界)のなかで言論や行為を通じて人々の間に創出される「公的領域(public realm)」のリアリティは「無数の視点と見え方が同時に存在することに依存」している。(p.238)

Posted byブクログ

2013/05/07

3.11の震災にかかわって科学技術社会論の論点をあげ若手から中堅までの論者が分担執筆している この本で何かが解決するわけではもちろんないのだが この震災というテーマの中で科学技術社会論に触れるには良い本かと

Posted byブクログ