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七月の骨(5) の商品レビュー

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2013/02/04

 自分が進んでいるかも、戻っているかも、どこを向いてるかもわからず闇雲に歩く。時田聡の悩む姿と自分を重ねるとひどく泣きたくなる。  今巻の第22話「涙のラブレター」はタイトル通り時田聡の苦悩の時間を容赦なく読者に叩きつけている。マンガ家としての自己と孤独の闘い。こんなにも思い、ど...

 自分が進んでいるかも、戻っているかも、どこを向いてるかもわからず闇雲に歩く。時田聡の悩む姿と自分を重ねるとひどく泣きたくなる。  今巻の第22話「涙のラブレター」はタイトル通り時田聡の苦悩の時間を容赦なく読者に叩きつけている。マンガ家としての自己と孤独の闘い。こんなにも思い、どんなに自分を切り刻んでも、だれかに届けられることもできないラブレターのようにこの話は酷く心を締め付けられました。  友が大人になり、すがった場所も失われ、止まることもできない。それでも描きたい自分の物語があるなんて言える時田聡がかっこ良すぎる。涙なくしては見れないよこんな作品。

Posted byブクログ