生きることに責任はあるのか の商品レビュー
現象学と日本の哲学について、倫理思想および他者論を主題とした論文10編を収録しています。 本書は二部構成となっており、第1部「西洋の現象学的倫理学」では、フッサール、シェーラー、ハイデガー、メルロ=ポンティ、レヴィナスの思想における倫理学および他者論について論じられています。第...
現象学と日本の哲学について、倫理思想および他者論を主題とした論文10編を収録しています。 本書は二部構成となっており、第1部「西洋の現象学的倫理学」では、フッサール、シェーラー、ハイデガー、メルロ=ポンティ、レヴィナスの思想における倫理学および他者論について論じられています。第2部「日本の現象学的倫理学」では、西田幾多郎、田辺元、三木清、和辻哲郎、九鬼周蔵についての論文が収録されており、彼らの思索のなかに現象学的な視点が存在していることが論じられています。 すこし変わった観点から現象学の諸思想を眺めることができたという意味で、興味深く読みました。
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