「和の道具」できちんと暮らす の商品レビュー
個人的には、2章の使いこなす喜びと4章ひとり分をわきまえるが印象に残りました。 物、特に食べ物などの消耗品を買う際は、自分に必要な量を意識せず、なんとなく購入しているのが当たり前でした。 自分にとっての最低限度の量を意識することで、無駄なものとそうでないものの仕分けが出来るよ...
個人的には、2章の使いこなす喜びと4章ひとり分をわきまえるが印象に残りました。 物、特に食べ物などの消耗品を買う際は、自分に必要な量を意識せず、なんとなく購入しているのが当たり前でした。 自分にとっての最低限度の量を意識することで、無駄なものとそうでないものの仕分けが出来るようになれれば良いなと思います。 ひと昔前の日本人の暮らし方の方が、SDGsの見本になるのかも。
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和道具の使い方からその当時の生活や、日本人が大事にしてたスピリットを教えてもらえました。 断捨離というか、そもそもモノをたくさん持たない、1つのものでいくつも役割がある。 シンプルな暮らしと、知恵。 家の作りもそう。開かれてた家、だからこそご近所さんと繋がる。人が寄れる玄関、縁側...
和道具の使い方からその当時の生活や、日本人が大事にしてたスピリットを教えてもらえました。 断捨離というか、そもそもモノをたくさん持たない、1つのものでいくつも役割がある。 シンプルな暮らしと、知恵。 家の作りもそう。開かれてた家、だからこそご近所さんと繋がる。人が寄れる玄関、縁側のような外でもうちでない空間。そういう空間に意味がある。自分の暮らしを見直すきっかけになります。
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お蕎麦の食べ方とかが昔の“座る”暮らしからきてる、ということなど、思いもよらなかった 風習や文化はそこに住む人々の生活と密接につながってるんだなぁ、と目鱗
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本書は単なる回顧主義ではなく、著者が「おわりに」で書いているように、単に「昔のやり方に戻ろう」ということではなく、失われ、忘れられてきた「昔」は本当に捨てていいものだったのか、という問いかけをしている。 現在の便利さも良いけれど、先人の知恵を途絶えさせてしまうのは勿体ない。 とは...
本書は単なる回顧主義ではなく、著者が「おわりに」で書いているように、単に「昔のやり方に戻ろう」ということではなく、失われ、忘れられてきた「昔」は本当に捨てていいものだったのか、という問いかけをしている。 現在の便利さも良いけれど、先人の知恵を途絶えさせてしまうのは勿体ない。 とはいえ、その知恵そのものを知らない人も多いのではないだろうか。 本書は、「和の道具」を使うことによって、忘れられつつあるそれらの良さを紹介している。 私が特に気に入ったのは、洗面器、片付け、祈りである。 洗面器とは字のごとく洗面のための容器だ。 昔の人は、ここに水をためて顔を洗ったり、口をゆすいだりしていた。 ところが、現在は蛇口から直接洗面をし、歯を磨く。 そのため水が流しっぱなしになることが多く、その分水を無駄にしていることになる。 洗面器は手軽に買えるし、場所も取らないので是非とも使いたい。 昔の家には、ダイニングテーブルではなく、ちゃぶ台があり、ベッドではなく布団を敷いて寝ていた。 朝起きたら布団をたたまないと、ご飯を食べる場所がない。ちゃぶ台は上にものが無い状態にしなければ、しまうことができない。 こうして、きちんと片づけをするのが当たり前だったのだ。 ところが、現在は居間、寝室などと目的別の空間があるため、片付けに昔ほど切羽詰まった必要を感じない。 狭く限られたスペースしかない部屋がいいとは言わないが、次の行動に移る前にしっかりと片づけをする習慣を身に付けたいと思った。 そして、祈り。 著者は、いただいたお札を祀って、毎朝、水を供え、柏手を打って、一日の無事を祈っているそうだ。 そうすると、その日一日を落ち着いた安らかな気持ちで始めることができるという。 高野山で聞いた、手を合わせて祈ると穏やかな気持ちになるという法話とその体験を思い出した。 一日の始まりに感謝と無事を祈念するというのは、慌ただしい中では大変かもしれないけれど、実践すべきことだと思う。 そして、祖母が毎日仏壇にお供えをしていた姿を思い出して、もしかしたら仏壇は祈る側のためのものなのかもしれないなどと思ったりした。 全て昔の道具がいいとは言わないけれど、まず知らなければ始まらない。 どんな道具がどのようにして使われていたのか、改めて先人の暮らしを知り、とても面白かった。 他にも、座布団、手拭い、おひつ、箱膳、衣桁、箒、うちわなどその特徴が紹介されている。 また、道具ではなく季節行事も奥が深く、もっと知りたいなと思う。 特に珍しい道具ではないので、気に入ったものは生活に取り入れていきたいなと思う。
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衣桁という家具を初めて知った。 今日着て洗わない服の置き場所が定まらなくて、何とかならないものかと考えていたから、これで解決だ!と欲しくなった。・・・が、結局、カーテンレールに棒を置いて一時置きハンガーにしている今と同じだと思い冷静になった。 きちんと暮らすことを考え実行するのが...
衣桁という家具を初めて知った。 今日着て洗わない服の置き場所が定まらなくて、何とかならないものかと考えていたから、これで解決だ!と欲しくなった。・・・が、結局、カーテンレールに棒を置いて一時置きハンガーにしている今と同じだと思い冷静になった。 きちんと暮らすことを考え実行するのが好きだ。だから、読んでいて共感することが多かった。日本の暮らしにあった道具があったが、西洋の文化が入ってきて暮らしぶりが変化し、和洋まざったことでちぐはぐができた。そのことを知りつつ、自分の快適な生活のために工夫する、これぞ私のやりたい暮らしだ。
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いまなかなか目にすることのない和の道具だが、それらは極めて合理的で日本人の生活様式に合致していたのか気づかされる。節電とかこれまでの暮らし振りを見直す必要に迫られているいまこそ、和の道具に光を当てるべきだろう。
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