ハクメイとミコチ(1) の商品レビュー

樫木祐人(著者)

2013/02/18

どこを探しても全く無くて、四店舗ほどハシゴしてやっと購入できた一冊。BEAM COMIXの『乙嫁語り』の中に入っていた折込チラシで、その細密でかわいらしい絵柄に一目惚れしてからの大捜索だった。

「森の奥で暮らす、ふたりの小さな女の子。身長はわずか9ｾﾝﾁﾒｰﾄﾙ。」と帯文句にあるように、本書は小人の日常にスポットライトをあてて描いている。
スポットライト、といっても通常サイズの人間が出てくるわけでもなく、具体的な年代が示されているわけでもないが、ミネストローネやビードロ・酒・ジャム・火薬・麻雀などが登場したり、料理・商売・お祭り・新聞などの経済活動など、読んでいる私たちが共感できるような不思議な世界観がある。

彼らの生活がひどく羨ましくなるのはその近しさのせいかもしれない。

各話の最後に記事風のコラムが掲載されており、これがさらに作品を味わい深いものにしている。
これはきっと小説にしても面白い作品だろう、と思う。

2013/02/14

乙嫁物語5を買ったら、チラシが中に入っていてかなり興味を引かれたので購入・・・。しかし６件本屋を探して一冊も売ってなかったのでamazonしました。
内容は正直なところストーリーはあるけどキャラ紹介（ハクメイとミコチの関係や種族など）がなく、徐々に物語の中でわかっていく系かな・・・?
ビームコミックス、とくにフェローズ出のマンガは書き込み量がはんぱないけど、これもそのひとつで独自の世界観をありったけマンガに詰め込んでいます。なのでちょっとあれ？とおもうところや、それはないわ・・・。と思うところがあるかも・・・。
絵にピン！と来た方は買いですな！

2013/02/11

ほのぼのしまくっとる
血生臭いアクション漫画や、血湧き肉躍る少年漫画をガッツリ読んだ後の、鎮静剤に丁度、良かった
どんな世界であろうと、賑わいはあり、和に満ちているのだな、としみじみ思いながら読み進め、心を洗える
彼女らの生活は私達とどこも変わらないからだろう、妖精で括れる感じはせず、単に『小さいだけの人間』って感じがしてならない
１５２ｐ＋１５３ｐの緻密な書き込みには脱帽するしかない
また、登場する料理がどれも美味しそうなのも魅力
この巻を読み返しながら、次巻を楽しみに気長に待てる
個人的にお気に入っているのは、『生命の研究家』セン
自分の研究に真摯で、いい意味で硬く真面目なんだけど、ちょっと空回り気味なトコが可愛い

2013/02/11

ますむらひろしを思わせる独特な世界観。

わずか9cmの可愛らしいハクメイとミコチが不思議な世界で過ごす毎日を描いた作品。特に落ちもハプニングも起こらないけど、そのおだやかな日常が、まるで宝物のように感じる作品。

2013/02/10

　乙嫁語りの5巻に挿入されていてた冊子で気になって購入。
特に何が起きるというわけでなく、主人公二人の生活の様子を描いた漫画なのだけれど、描き込みの量が半端ないです！！
　ジブリ映画の「仮暮らしのアリエッティ」や、宮沢賢治の「カイロ団長」の様な話が好きなら面白く読めるのではと思います。

2013/02/03

小さなお茶会みたいな作品。

かわゆい！とにかく癒されるこの世界観。

続きが早くみたい。いつでるんだろ…。

2013/01/31

主人公のハクメイとミコチのコンビと周囲のどこか変だけど温かく嫌みのないキャラクターたちの織りなす物語と、雑然としていながらまったりしている世界観が心地よい。続刊が楽しみ。この漫画はちょっとした台風の目になるかも？

2013/01/29

大好きなのに、読み終わって帯を見返すまで、ハクメイを男の子かと思ってたごめん｡。
聖剣伝説LoMの空気を感じて愛しいです。
あと、読んでいると物凄くお腹が減ります。

2013/01/27

可愛かったぁーーー！！！
森や山に棲む小さな人たちが好きなら絶対オススメです。
細かいところまで描き込んであるのもとても良い。彼らの生活をずっと見ていたい。
大好きな絵本のBrambly Hedgeを思い出しました。ああいう緻密な小さな世界と、コロボックルのような世界と、ハクメイの仕事からしてもしかしてスチームパンクの世界もかすってきたりするのかな、と先もいろいろ楽しみ。
積み木市場の他のいろんなお店と、タコ服を着た彼女たちをもっと見たいです。
タコ服いいよタコ服。

2013/01/17

とにかく可愛い。昆虫まで可愛い。「イイヨー」って言ってもらいたい気持ちになる。
そしてただ可愛いだけでなく、ちゃんと生活感があるのが良い。
二人の家や市場なんかに行ってみたいなぁという気分になる。
世界観に思い切り浸れる一冊。