14歳からの社会学 の商品レビュー
もっともっと早くに出会いたかった本。 けど、自分が14歳のときに読んでたら、恐らく自分は今の立場にいないだろう。そういう意味では今が1番良い時期だったのかもしれない。 最も若い「今」、この本から学べることは多い。
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学者でありながらどこか芸術家気質な自由さもあり、まあ考えが、言葉が、かっこいいよね。しかし自分の力不足もあり、完全に理解ができなかった。。。悔しいので繰り返し、読む。理解してやるぞ宮台真司!!!!
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口調は子供向けだけど内容は詰まってるし難しい概念もわかりやすく説明していた。 14歳の耳には痛い社会の本質を突きながら生きる指針をしっかり示していた。 人間には願望水準上げろって言ってたのが印象的だった
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宮台先生は1959生まれで自分よりも7歳も年上だが、頭は柔らかく、しかも今から12年も前に書かれた本ながら、示唆に富む良書だと思った。一度読んだだけでは解らない、よく考えさせられる本である。高校受験が終わったら息子にも読んで欲しいと思う。 本物とニセモノを見極める目のところは上手...
宮台先生は1959生まれで自分よりも7歳も年上だが、頭は柔らかく、しかも今から12年も前に書かれた本ながら、示唆に富む良書だと思った。一度読んだだけでは解らない、よく考えさせられる本である。高校受験が終わったら息子にも読んで欲しいと思う。 本物とニセモノを見極める目のところは上手に読んでじっくり考えて欲しいと思う。自分にとって、家族にとって、社会・国にとって良いこと、悪いこと、という基準を自分で作らないといけないが、それをよく考えた上での対応が求められる。大人になっていく過程で必ずぶつかるところだろう。そういう意味では何年か後で息子とそういう話ができるようになるのだろう。親子の関係に加え、一人の社会人同士という関係で話すことができたら面白そうだ。
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哲学書に近い。性愛・仕事・生死等のテーマを題材に、近代社会の移り変わりの中で人はどう生きていくべきかが書かれている。 特に、知識を血肉化するには競争動機、理解動機より感染動機が大切である。というのには納得した。 もっと早くこの本に出会いたかった。これからも手元に置き続け、指針を見...
哲学書に近い。性愛・仕事・生死等のテーマを題材に、近代社会の移り変わりの中で人はどう生きていくべきかが書かれている。 特に、知識を血肉化するには競争動機、理解動機より感染動機が大切である。というのには納得した。 もっと早くこの本に出会いたかった。これからも手元に置き続け、指針を見失いそうになった時に読み返したい。
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自由とは選択肢を知っていてそれを選べる+選ぶ能力がある。 歴史の話が印象に残っている。 本当の歴史と概念の歴史。 概念の歴史には流されることもできるし争うこともできる。 難しかった。
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自分にとっての幸せを見つけるために、試行錯誤をする必要がある。しかし、その試行錯誤が他者から承認されず、尊厳を得られなければ、試行錯誤することが怖くなってしまう。そんな悪循環に、今の自分は陥ってると気付かされた。 もっといろいろなことをしてみようと思った。
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事件で宮台真司さんを知り、どんな人か興味を持って購入しましたが、狭い視野で偏った内容でした。 こういう価値観の人が首都大学東京の教授なのか~。 14歳に読ませる良書は他に沢山ある。 でもルールを決めすぎると世界が苦しくなるというような話しはそうだよなと納得。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
P101 学校の準備体操では、整列!きをつけ}。。。これは準備体操に必要じゃない。 号令によって、規律正しく集団で行動する習慣を身に着けるため、軍事教練から借用したもの 軍隊と監獄をモデルにした近代の学校教育は、農村の 人々を都市労働者として編成し直すのに役立った。 雨が 降ろうがヤリが降ろうが時間通り出社し、 規律正しい集 団行動で、 安くていいものを大量生産する競争に加わる。 そんな都市労働者が誕生することになった。 P134 子どもは環境から「学習」するだけ 昔、教育というのは知識を「伝達」することだと考え られていた。でも「伝達」というのは理論的には存在し ない。子どもは育った環境から「学習」するだけだ。環 境には、知識を 「伝達」 したがる大人もいるし、口でう まいことをいって、ぬけがけする大人もいる。 昔と同じように大人が知識を 「伝達」 しようとしても、 環境が変わればうまくいくはずがない。 子どもは自分に 必要な知識を、環境を見わたして「学習」するからだ。 この環境には、子ども同士の関係や、テレビネットな どのメディアから得られる情報もふくまれる。 だから「伝達」(に見えたもの)が昔と違ってうまくい かなくなったら、「子どもが変わってしまった」となげ く前に、環境の変化を問題にしなきゃいけない。 たとえ ば「子どもが変わってしまった」となげく場合、「親の しつけ 躾がなっていないからだ」といわれる。 でも社会学の研究では、昔の大人がシッカリしてた というのも、躾が厳しかったというのもウソだ。ただし 「共通の前提」 があった昔は、たとえ呑んだくれの親で も、親がいうことは「世間の誰もがいうこと」で、親や 世間の大人の説教には、効き目があった。
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20歳になって読んだが、14歳の時に読まなくてよかったと心の底から思った。題には14歳からと大きく書かれているが、良くも悪くも私の14歳はまだまだ外側の目新しいものに飛びつくような状態だった。内省だとか、自分の内側に目を向けられるようになった時に、この本を手に取るのが一番好いタイ...
20歳になって読んだが、14歳の時に読まなくてよかったと心の底から思った。題には14歳からと大きく書かれているが、良くも悪くも私の14歳はまだまだ外側の目新しいものに飛びつくような状態だった。内省だとか、自分の内側に目を向けられるようになった時に、この本を手に取るのが一番好いタイミングだと思う。 本書の内容で言えば、特に、学びの3つの動機、競争、達成、感染は非常に納得のいくものであったし、自分自身も人生の帰路に立った時、無意識ながら感染できる人の方向を向いていた気がする。 齋藤孝教授も同じようなことを言っていたなぁと思いながら、日々痺れる人を探す毎日である。
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