沖縄返還と日米安保体制 の商品レビュー
沖縄返還がテーマになってから実際に返還されるまでの過程を、これでもか!と言わんばかりに文献を洗い、時系列にまとめられたもの。いわゆる専門書にはなり、時代に対するおおよその前知識は求められるものの、非常に読み易い本であった。 官僚と政治家が一緒になって交渉を進めていくその戦略や大...
沖縄返還がテーマになってから実際に返還されるまでの過程を、これでもか!と言わんばかりに文献を洗い、時系列にまとめられたもの。いわゆる専門書にはなり、時代に対するおおよその前知識は求められるものの、非常に読み易い本であった。 官僚と政治家が一緒になって交渉を進めていくその戦略や大きく意見が異なる時の動きなど、非常に参考になる部分も多い。あまり表に出てくる話ではないが、彼らの実務の流れを垣間見ることのできる貴重な資料だと思う。
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沖縄返還までの交渉過程が記されている。 沖縄返還を筆者は、日本政府が戦後はじめてアジア太平洋の安全保障に関与した事例と位置付けている。
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日経新聞 2013年2月24日 書評。 「本書の特徴は沖縄返還を1952年の日米安保条約の発効、60年の条約改定に次ぐ日米安保体制の完成に向けた最後のステップと位置付けたことだ。」
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