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ナボコフの文学講義(上) の商品レビュー

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2013/01/11

『マンスフィールド荘園』(邦題は「マンスフィールド・パーク」)と『ボヴァリー夫人』は未読。 元ネタを知らなくても充分に楽しめるが、読んでおいた方がより楽しめるのは確か。 『荒涼館』についての長い講義録を面白く読んだ。 冒頭の『良き読者と良き作家』には『良き読者になるためには、どう...

『マンスフィールド荘園』(邦題は「マンスフィールド・パーク」)と『ボヴァリー夫人』は未読。 元ネタを知らなくても充分に楽しめるが、読んでおいた方がより楽しめるのは確か。 『荒涼館』についての長い講義録を面白く読んだ。 冒頭の『良き読者と良き作家』には『良き読者になるためには、どうあるべきか』の10の条件が挙げられていたんだけども、学生の答が『情緒的に一体になる』『筋のある小説』『社会・経済的観点』に偏っていたそうで、ちょっと驚いた。うーん、洋の東西を問わず、そういう傾向ってあるのかしらん……。

Posted byブクログ