マグリット の商品レビュー

森耕治【著】

2024/08/18

この本では神話的に語られてきたこれまでのマグリットとは異なる姿を知ることができます。それも単にゴシップ的に「過去を晒す」のではなく、そこから学術的にマグリットの作品と向き合っていくという著者の姿勢が感じられます。

より深くマグリットを知りたい方にとてもおすすめな参考書です。非常に面白い作品です！

2023/06/20

マグリットの生涯を追いながら時系列で作品を眺められる。作風の変遷についてよく知ることができた。「素顔」とあるが、素顔がわかるようでいて読了後も分かったとはいえない。このわからなさが逆説的に人間らしさを示しているようにも感じられる。

2021/07/16

キュビズム時代の初期の作品も良かったし　
私の中で好きな作品と全然好きじゃないのが
ある画家。　色んな絵描いてる。
おもしろかった。　
とにかくマグリットは不思議の国のアリスが好き。
そして少年マグリットめっちゃ悪い子！

2015/01/23

所在：　展示架
請求番号：　723/Mo45
資料ID：　11401595
選書担当：　H. A.

マグリットの絵は不思議な絵です。中学の美術の教科書にも載っていたので知っている、覚えているという人も多いと思います。曇りの海の空にそこだけがくりぬかれたような、明るい青空の鳥の絵。恐らくマグリット自身であろう人の顔の前にあり、丁度その人の顔を見えなくしているリンゴの絵。海上の空中に浮かぶ大きな石と、その上に建っている城。これらのような不思議な絵を描いたマグリットとはどのような人物だったのでしょうか。マグリットのようなシュールな絵に興味を持っている人にお勧めです。

2014/04/19

2014/04読了。平易な語り口と豊富なカラー図版でマグリットの生涯と世界を解説。不思議な絵としか思っていなかったけれど、自身の人生の光と影、平和への希求などが表現されている、との解説になるほど、と。