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楚漢名臣列伝 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2022/02/01

楚(項羽)と漢(劉邦)の戦いに登場する様々な名臣たちの物語であります。名臣たち一人一人の人生が、丁寧に語られてております。短編小説集としても読めます。司馬遼太郎さんの項羽と劉邦の副読本でもあります。☆四つです。

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2021/09/25

本書には古代中国の秦末漢初、いわゆる項羽と劉邦の時代に活躍した、張良・范増・陳余・章邯・蕭何・田横・夏侯嬰・曹参・陳平・周勃の10名が取り上げられている。どの人物も宮城谷昌光らしい筆致で興味深く読むことができた。 そのため読書が人一倍遅い私でも、いわゆる一気読みをし10日足らずで...

本書には古代中国の秦末漢初、いわゆる項羽と劉邦の時代に活躍した、張良・范増・陳余・章邯・蕭何・田横・夏侯嬰・曹参・陳平・周勃の10名が取り上げられている。どの人物も宮城谷昌光らしい筆致で興味深く読むことができた。 そのため読書が人一倍遅い私でも、いわゆる一気読みをし10日足らずで読了してしまい、我ながら驚いている。

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2014/09/10

【乱世を彩った異才・俊才10人の肖像】秦の始皇帝の死後、勃興してきた楚の項羽と漢の劉邦。覇を競う彼らに仕え、乱世で活躍した様々な異才・俊才十人の知られざる肖像。

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2014/06/01

「項羽と劉邦」の脇役10人の話。 「項羽と劉邦」は横山光輝の漫画でしか読んだことないけど、いつもとは違う視点からということもあっておもしろかった。

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2013/09/15

宮城谷さんの楚漢軍記物は「長城のかげ」「香乱記」、以来ではないでしょうか。 今回は10人の名臣が出てきます。 楚漢戦争が8年という短さのせいか、どのエピソードも同じ時間・場面が語られて、読み進めると少し飽きるときもありますが、どの話も面白かったです。 特に簫何の劉邦に対する見方...

宮城谷さんの楚漢軍記物は「長城のかげ」「香乱記」、以来ではないでしょうか。 今回は10人の名臣が出てきます。 楚漢戦争が8年という短さのせいか、どのエピソードも同じ時間・場面が語られて、読み進めると少し飽きるときもありますが、どの話も面白かったです。 特に簫何の劉邦に対する見方は斬新でした。 三国志も良いですが、楚漢ものも面白いです。

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2013/07/12

タイトル通り、楚漢戦争期(秦末期~前漢初期)に活躍した名臣たちの列伝。 取り上げられているのは張良、笵増、陳余、章邯、蕭何、田横、夏侯嬰、曹参、陳平、周渤の10名。あくまで列伝なので、物語調というよりは丹念に事跡を追いながら、その人となりを概観していく。 しかし本書を読んでい...

タイトル通り、楚漢戦争期(秦末期~前漢初期)に活躍した名臣たちの列伝。 取り上げられているのは張良、笵増、陳余、章邯、蕭何、田横、夏侯嬰、曹参、陳平、周渤の10名。あくまで列伝なので、物語調というよりは丹念に事跡を追いながら、その人となりを概観していく。 しかし本書を読んでいくと、一番くっきりと浮かび上がってくるのは、著者の劉邦像である。 彼を取り巻く様々な人々を通して、劉邦の人物像が手に取るようにわかる。 各列伝で重複して書かれる歴史的事実も多く、やや退屈な面もなくはないが、それゆえにこの時代の空気、劉邦・項羽の軍勢のカラーがかなりしっかり掴める一冊。

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2013/03/20

宮城谷さんは長編もいいけど短編も面白い。 春秋、戦国、に続く名臣列伝シリーズの第3弾。 項羽と劉邦の時代に活躍した名臣達10人が紹介されている。 10人紹介されているうち、漢の臣が6人を占めるのは結果的に漢が天下を取ったのと無関係ではないと思う。それだけ有能で魅力的な人たちが集ま...

宮城谷さんは長編もいいけど短編も面白い。 春秋、戦国、に続く名臣列伝シリーズの第3弾。 項羽と劉邦の時代に活躍した名臣達10人が紹介されている。 10人紹介されているうち、漢の臣が6人を占めるのは結果的に漢が天下を取ったのと無関係ではないと思う。それだけ有能で魅力的な人たちが集まってから放蕩無頼な劉邦が天下を取れたのだろうから。 個人的に好きなのは張良と蕭何。司馬遼太郎の「項羽と劉邦」を読んだ時からのイメージに引きづられてるのかな。 ところで、項羽と劉邦、とかたやあざな呼び、かたや諱呼びで呼びならわされているのはなんでなんだろう。 項羽の名前は籍だし、劉邦のあざなは季だから、「項籍と劉邦」もしくは「項羽と劉季」じゃないとバランスが悪いと思うのだけど。 三国時代でいえば、劉備と諸葛孔明といったり、劉玄徳と諸葛亮といったりもするから、特に不思議でもないか。

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2013/01/30

項羽と劉邦などで読み知った名臣10名について深堀しています。 読んでいるうちに昔の記憶がかなり蘇ってきましたので、記憶回復に効きました^^;

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2013/07/08

いわゆる「項羽と劉邦」の時代の「名臣」についてエピソードをとりあげた本。とりあげられた人は、張良、范増、陳余、章邯、蕭何、田横、夏候嬰、曹参、陳平、周勃の10人。 『香乱記』を読んだ時、宮城谷さんは項羽のことも劉邦のこともあんまりよく思ってないのだろうな、と思ったけど、その感じ...

いわゆる「項羽と劉邦」の時代の「名臣」についてエピソードをとりあげた本。とりあげられた人は、張良、范増、陳余、章邯、蕭何、田横、夏候嬰、曹参、陳平、周勃の10人。 『香乱記』を読んだ時、宮城谷さんは項羽のことも劉邦のこともあんまりよく思ってないのだろうな、と思ったけど、その感じは終始読みとれた。特に劉邦が晩年猜疑心の塊になってしまい、次々と家臣を粛清していく様は凄まじいからなあ… 呂太后もえげつないが。そういえばこの本、韓信もとりあげてない。 宮城谷さんのクラシックのセレクト本(読めてませんが)があって、そこで確かモーツァルトを1曲も選んでいない、とどこかで聞いた気がして「ふうん」と思っていたのだけれど、今回のこの本の人物のセレクトでもその時に感じた宮城谷さんらしいこだわりを感じたような気がする。 話自体は人物間で重複するものも多い。これは仕方ないけど。地味だが蕭何や陳平、周勃あたりの晩年の身の守り方はやはり智者の振る舞いと言えるのだろうか。

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