福岡ハカセの本棚 の商品レビュー
図鑑、絵本、児童書、科学、生物学、進化、科学者たち、物語、生命。ハカセが読んできた本たちが、ハカセの言葉で語られる。 難しいものもあり、わからないこともありますが、好奇心が刺激され、手に取ってみたくなります。 この本面白いんだよと声が聞こえます。
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生物学者の著者が子供の頃夢中になった、ドリトル先生シリーズなど童話から、村上春樹やカズオ・イシグロなどの小説まで、幅広い本が紹介されている。 ダーウィンなど昔の科学者の書いた本、昆虫や遺伝子の話から宇宙の話まで、科学に興味が子供が読めば、益々興味が湧くに違いない。その意味で、本...
生物学者の著者が子供の頃夢中になった、ドリトル先生シリーズなど童話から、村上春樹やカズオ・イシグロなどの小説まで、幅広い本が紹介されている。 ダーウィンなど昔の科学者の書いた本、昆虫や遺伝子の話から宇宙の話まで、科学に興味が子供が読めば、益々興味が湧くに違いない。その意味で、本好きな小中高生にオススメ。 巻末に、オススメ本のリストが掲載されているのも親切。
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生物学者にして名文家の著者であるが、本作は名著紹介である、数々の作家が自薦の本の照会本を出しているが、ああこの作家はこういう本を読んできたのかと思うだけで、あまり影響は受けなかったが、本作で紹介された本には本当に興味を感じたし、機会があれば読んでみたいものばかりだ、最後の方は科学...
生物学者にして名文家の著者であるが、本作は名著紹介である、数々の作家が自薦の本の照会本を出しているが、ああこの作家はこういう本を読んできたのかと思うだけで、あまり影響は受けなかったが、本作で紹介された本には本当に興味を感じたし、機会があれば読んでみたいものばかりだ、最後の方は科学的とは言えない本の紹介であったが、前半部分の本の紹介は生物化学の歴史をたどるもので、著者の他の著作とダブルものもあるが興味深いものである、そして最近の著者のテーマである動的平衡に基づいた文学嗜好も興味あるものであった。
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福岡センセーが読まれていた本を自分も読んでいたなんて、と嬉しく思いながら、あれも読んだ、これも読んでいたとチェックするのが楽しい本です。 読んでいない本も詳しく解説してくれているので、ほー、読んでみようかなと引き込まれるうまい紹介をしています。
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敬愛する福岡伸一氏が選ぶ本の紹介です。自分の読書のための地図として読まないわけにはいかないです。当然福岡氏のバイアスのかかったセレクション。そのご自身のバイアスがいくつかの軸で紐解かれます。地図への拘り。止めることの出来ない事象の整理分類癖。フェルメール、建築、生命進化。ヒトゲノ...
敬愛する福岡伸一氏が選ぶ本の紹介です。自分の読書のための地図として読まないわけにはいかないです。当然福岡氏のバイアスのかかったセレクション。そのご自身のバイアスがいくつかの軸で紐解かれます。地図への拘り。止めることの出来ない事象の整理分類癖。フェルメール、建築、生命進化。ヒトゲノム計画完遂後の氏の喪失感と、その上で厳然と残された生命の不思議。そして地図を持たない旅へ。地図のある物語と地図のない無い(ほのかな関係)。本当に氏の惜しみない思索の旅がそこに。氏の読書会にも参加していましたので、いくつかはすでに抑えてはいましたの。所詮の私と言うバイアスのためにはこの上ない道しるべでした。 ファーブル『あなた方は死を詮索している。私は命を探っているのです。』 エルンスト・ヘッケル 『個体の発生は系統発生を内包している?』 カズオ・イシグロ『記憶は死に対する部分的な勝利なのです。』
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人の本棚は面白い。 実際、ここで紹介された中で読んだ事がある著書は少しだけ、後はまだ読んだ事のないもの。読書の楽しみが、いつまでも残されているという安心感、人の個性による読むものの違いに面白味を覚える。人の数だけ主張が存在するわけでもないのだが、価値観の多様性に触れ、手を突っ込...
人の本棚は面白い。 実際、ここで紹介された中で読んだ事がある著書は少しだけ、後はまだ読んだ事のないもの。読書の楽しみが、いつまでも残されているという安心感、人の個性による読むものの違いに面白味を覚える。人の数だけ主張が存在するわけでもないのだが、価値観の多様性に触れ、手を突っ込んで読書の楽しみを無理矢理掘り出すには、このような紹介本が良いかも知れない。
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生物学者である福岡伸一の読書遍歴と読書を通じて変化していく思考のプロセスが明快な文体で綴られている。自分の読書への向き合い方や、学問を学んだり、自然に接したりする姿勢にも影響を与えてくれる一冊である。主に専門の生物学を中心に科学や建築、アート、SFの本について話されているので興味...
生物学者である福岡伸一の読書遍歴と読書を通じて変化していく思考のプロセスが明快な文体で綴られている。自分の読書への向き合い方や、学問を学んだり、自然に接したりする姿勢にも影響を与えてくれる一冊である。主に専門の生物学を中心に科学や建築、アート、SFの本について話されているので興味のない分野については少々退屈に感じられるが、少しでも興味があるなら、より深い面白味の味わい方を提供してくれるであろう。
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ベストセラー『生物と無生物のあいだ』の著者である生物学者・福岡伸一による、エッセイ集のようなブックガイド。 2011年5月にジュンク堂書店池袋本店に特設された、福岡伸一セレクト書店「動的書房」に並べられた本を中心にセレクトされている。 採り上げられているテーマ、人物は、児童向けの...
ベストセラー『生物と無生物のあいだ』の著者である生物学者・福岡伸一による、エッセイ集のようなブックガイド。 2011年5月にジュンク堂書店池袋本店に特設された、福岡伸一セレクト書店「動的書房」に並べられた本を中心にセレクトされている。 採り上げられているテーマ、人物は、児童向けのドリトル先生から、レイチェル・カーソン、ケルトと縄文、伊藤若冲、グレン・グールド、フェルメール(これはハカセの第二の専門)、隈研吾と伊東豊雄、進化論、リチャード・ドーキンス、コンラート・ローレンツ、二重らせん、フェルマーの最終定理とポアンカレ予想、マイケル・クライトン、村上春樹、須賀敦子、カズオ・イシグロ。。。と多種多彩。 福岡ハカセの著書はいずれも、その内容は、専門の分子生物学に留まらない非常に幅広いテーマに及び、また、その展開・筆致は文筆家顔負けであるが、本書は、福岡ハカセが如何にして福岡ハカセとなり得たのかを教えてくれる。 様々なジャンルの読書への意欲を刺激される一冊。 (2012年12月了)
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福岡先生が読んで来た書物の軌跡を辿りつつ、簡潔に紹介していくもの。書物の概要説明も興味深いが、それに絡んでの福岡先生の想い、考えに惹かれていきます。
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生物と無生物のあいだの著者の本 自分の地図をつくる 地図を捨てる と100冊で福岡博士の人生が凝縮されています。 主に理系の本が多いですが、絵本、小説とバランスよく選ばれています。
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