協同組合の理論と実際 の商品レビュー
2021.67 ・買い手が売り手であるという意識が強くなりさえすれば、決して闇は起こらない。 ・協同組合運動は人格を第一とし、相愛互助を中心にする。 ・運用する者の精神的社会意識の目覚めが大切。
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「労働者協同組合法」の成立にあわせ、協同組合について学び直そうと思ったときに見つけた本。日本の協同組合に多大なる影響を及ぼした賀川豊彦が1946年に発表したものの復刻版です。 非常にキリスト教色が強く、道徳を強調している面もあり、人によっては拒絶反応が出るかもしれません。また敗戦...
「労働者協同組合法」の成立にあわせ、協同組合について学び直そうと思ったときに見つけた本。日本の協同組合に多大なる影響を及ぼした賀川豊彦が1946年に発表したものの復刻版です。 非常にキリスト教色が強く、道徳を強調している面もあり、人によっては拒絶反応が出るかもしれません。また敗戦後すぐの時代に書かれており、時代背景を考慮しても違和感のある部分が多々見受けられると思いました。しかし、抽出して学ぶべきは自助でも公助でもなく「共助」をどう達成していくのかという考え方だと思います。個人が個人のままむき出しの社会と向き合うことは難しいが、協同組合となることで共済等のセーフティネットを作っていくことで「共助」は可能になるのだと思いました。 中間組織を厚くすることが社会を強くする秘訣だと思っている僕には、この考え方はすんなりと入ってきました。いままだ、中間組織についてはNPOを中心に考えていましたが、協同組合も中間組織になり得るのだと気づきました。 https://amzn.to/3rPGerK
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