はじめて学ぶグリーフケア の商品レビュー
カウンセラー仲間と、グリーフケアを勉強したいね。と言っていたことから、探した本。 「はじめてグリーフケアを学ぶための最適な一冊」との書評があったので、これが良いかな?と、仲間と購入。 しかし、やはり、看護協会出版なので、看護師等医療職向けに書かれている部分が多い。 でも、グリー...
カウンセラー仲間と、グリーフケアを勉強したいね。と言っていたことから、探した本。 「はじめてグリーフケアを学ぶための最適な一冊」との書評があったので、これが良いかな?と、仲間と購入。 しかし、やはり、看護協会出版なので、看護師等医療職向けに書かれている部分が多い。 でも、グリーフケアを行う上での悲嘆知識の基本書としては簡潔にまとめられているのだと思う。 悲嘆の期間には、個人差がかなりあるが、筆者研究の平均では、4年半という長い期間であることには、少し驚いた。 ただ、2012年に記載された「おわりに」には、違和感と、疑問を感じてしまった。 同じ体験をしていない者には、到底理解できないだろう。と言われているような感じを受け、グリーフケアを推進するこの本とは、真逆の意見では?と思えた。 その後に、2018年に別の筆者が『(中略)グリーフケアの知識を持つことで、「ただ寄り添う」という姿勢が、本物の援助につながっていくでしょう。』と記載をしていたので、ホッとした感じ。 (2012年に書かれた内容は、同じ体験をしていない自分でもおかしなことだと思うし、そんなことを言った方々に憤りを覚える。おそらく、筆者も悲嘆の最中にいたのだろう。と、思える)
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まず、この本の分類番号が気になった。この本は14X哲学の番号だった。これは医療の33X分類に当たるんじゃないかなーと。まぁ精神的な内容でもあるが・・・ グリーフケアを知りたいと思い、借りてきた本。看護師向けに書かれていると勝手に思い込んでいたが、一般の人でも読める、とても読みやすい本だった。 悲嘆の統計値が4年という事に少なからず反発があった。感情は統計値では測れない。でもそれを数値化するのも、学問のひとつなんだと思った。
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