みずいろメガネ の商品レビュー
「都会的」っていうのはこういう人のことを言うんだろうなと思う。譲れない美意識を持っていて、オシャレが身についている。美しいものをこよなく愛するが、辛口評も得意とする。中野翠さんは私より十以上年上のはずだが、ずっと変わらず「ちょっと生意気な女の子」の感じが漂っていて、そこが好きなと...
「都会的」っていうのはこういう人のことを言うんだろうなと思う。譲れない美意識を持っていて、オシャレが身についている。美しいものをこよなく愛するが、辛口評も得意とする。中野翠さんは私より十以上年上のはずだが、ずっと変わらず「ちょっと生意気な女の子」の感じが漂っていて、そこが好きなところだ。 いつも通り、よくぞ言ってくださった!と思うところが色々ある。 若い人の歌の詞に「一人じゃない」というのがやたら出てくるのを「傷つきやすく、もろい自意識を、小さな世界で自己憐憫的にかばう言葉として使われている」「根っこの部分は昔の演歌みたいだなあ」と。まったくね。中野さんは「ギャル演歌」って言葉をご存知かしらん。 私も前から頼むからやめてくれ~と思っているNHK気象情報の「春ちゃん」について、「ほんとうに何なの、あれ?私はあの手の絵が大嫌い」「アキバ系におもねるのは民放だけにしてもらいたい」いやあ、もっと言って! 売れっ子放送作家の下品なテレビCMをくさして「そうまでして若く見られたいのか、業界人臭を振り撒きたいのか。あさましい」。あははは。 誰が何と言おうと、私はAKBが、というよりそれに群がる人たちが好きじゃない。「ファンたちが『総選挙』の投票券欲しさに同じCDを何枚も買う、なあんて話を知ると、つい、『愚の骨頂』といったジジイ言葉が浮かんでくる」。高校で女の子の「人気投票」があったという知人の話を聞いて、中野さんは女子校で良かったと思ったそうだ。まったくなんであんな嫌なものを喜ぶのか。残酷だからか?イヤダイヤダ。 サッカーファンじゃない私にはわからない(というか興味がない)話題が結構ある。また、日韓・日中関係についての言及があまりにも素朴すぎる感じがして抵抗がある。それでもなお、十分楽しいお姉様のおしゃべりでした。
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毎年の中野翠さんのお楽しみ。 「サンデー毎日」のコラムをまとめた一冊を今年も読めたこと、 相変わらずお元気で、相変わらず偏屈な(*^_^*)中野お姉さまが健在であることが嬉しいです。 中野さんが世相を綴ったエッセイというかコラム。 いつも一年が過ぎてからまとめて単行本で読むの...
毎年の中野翠さんのお楽しみ。 「サンデー毎日」のコラムをまとめた一冊を今年も読めたこと、 相変わらずお元気で、相変わらず偏屈な(*^_^*)中野お姉さまが健在であることが嬉しいです。 中野さんが世相を綴ったエッセイというかコラム。 いつも一年が過ぎてからまとめて単行本で読むのだけど、あぁ、こんなことがあったね、とか、すっかり忘れてたよ、と一年を振り返る媒体になっている、なんて言ったら、ご本人はきっと喜んでくださる気がする。 サッカーが大好きな中野さん。近年は女子サッカーも活躍いちじるしいのでとっても忙しそう(*^_^*)なのだけど、特に沢さんがお気に入り。そうだね、道なき道を切り開いてきた沢さんとジャーナリストの世界で女ひとり、気炎を吐いてきた中野さんは相通じるところがあるから当然すぎて面白くない・・??なんてちょっと意地悪に思ってたら、沢さんって試合中、チームメイトに「苦しい時は私の背中を見て」と言うんですって。(*^_^*)おぉ~~、なんて素敵なの、いっぺんでにわか沢さんファンになってしまう。 そして・・・ 中野さんは私よりたぶん10歳くらい年上のお姉さま、ということで、あはは・・・去年の1月のほぼタイガース復活の武道館に行かれていたんですね。(*^_^*) (*^_^*) ザ・タイガースの一夜、という章を設け、熱く熱く語っておられるのが可愛い。 なにしろピーが40年ぶりに参加するのだ。再びステージに上がり、ドラムを叩くのだ。見逃すわけにはいかない。 と、あはは・・(そればっかりだけど(*^_^*))なんか固い言い回しながら喜んでおられるのがよくわかる。 「僕のマリー」でじわっと涙ぐむ中野さん。 わかりますよぉ~~~!私も泣きましたもの。 そして、ステージ衣装にクレームもつけているのも中野さんらしい。 私は衣装なんてどうでもいい、(彼らがステージに立っているだけでそれでオッケー)と思ってたんだけど、 スタンドカラーのジャケットに丸い輪のチェーンを垂らした スタイルで出てきてほしかった、なんて。(*^_^*) うふふ・・・それは確かにあのころの王子様たちを思わせる衣装にはなるけど、 中野さん、なんとか冷静になろうとしてますね、って感じ? 今年の12月の全員タイガースのステージにも行かれるんでしょうね。 私もとっても楽しみにしているんだけど、というか、チケットが手に入るか、今から戦々恐々なのですけど。 ちょっと気難しいお姉さま、というイメージだった中野さんが急に私のお仲間に、と思うと嬉しいプレゼントの一冊になりました。(*^_^*)
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