残された人びと の商品レビュー
いつか読まねばと頭の隅にあった、大好きな「未来少年コナン」の原作。つい、アニメのキャラクターを頭に思い浮かべて読んでしまう。先入観無しで読んだとしたら、かなり印象に残るストーリーだが、物足りなさを感じるのはやはり宮崎さんの凄さ。
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未来少年コナンの原作。アニメのより人間味のあるコナン、ラナ。現実の世の中がこのような世界にならないことを祈る。
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「未来少年コナン」の原作ということであるが、本作をアニメと比べてはいけない。 どちらが劣るとか優るとかいうのではなく、ただ別物としか言いようがない。 本作の原題は「大津波」などという味も素っ気も無いものであり、ギガントも三角塔もバラクーダ号さえも登場しない。 むしろ宮崎駿が本作を...
「未来少年コナン」の原作ということであるが、本作をアニメと比べてはいけない。 どちらが劣るとか優るとかいうのではなく、ただ別物としか言いようがない。 本作の原題は「大津波」などという味も素っ気も無いものであり、ギガントも三角塔もバラクーダ号さえも登場しない。 むしろ宮崎駿が本作を下敷きにどれだけ手を加えたか比較すると興味深い。 話そのものはアニメで言う所の「のこされ島」からコナンがインダストリアに拉致され、そのまま小船で脱走してハイハーバーに着いた所で大津波が来る・・・というシンプルさ。 余分な物が一切無くていっそ清々しいが最後の最後までコナンとラナが会わない、レプカよりむしろダイスが悪役、ラナよりも(アニメでは名前すらほとんど出ない)メイザルの方がヒロインっぽい・・・など、残念な点がいくつかある。 何より残念なのは「作者急病につき打ち切り」のような唐突な幕引きであり、原題が「大津波」である事を認識していても納得がいかない読者は多いだろう。 むしろ不思議なのは「のこされた人々」などという邦訳がどこから出て来たのかということだ。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
今、毎週見直している「未来少年コナン」の原作。あまりの違いに驚く。よくこの原作からアニメができるものだと感心する。暗くて重苦しく、主人公同士が顔を合わせることもなくテレパシーでコミュニケーションをする。これがストーリーを有機的に結び付けている。壊れた地球と残された人々が描かれているが、理想とはかけ離れて諍いや憎しみが渦巻く様子をラオ博士ではなくブライアック・ロー博士が温かく包み込む感じ。終わり方が突然という感じもあるけど、ああするしかないとも思う。
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アニメ「未来少年コナン」の原作 今TVで再放送されている「未来少年コナン」は私の大好きなアニメ 今回、その原作を読んでみることにしました コナン、ラナ、ジムシーが出てきます ダイス、オーロ、アジサシのティキ 世界観は同じ でも、基本ストーリーの流れは色々違いました モンスリー...
アニメ「未来少年コナン」の原作 今TVで再放送されている「未来少年コナン」は私の大好きなアニメ 今回、その原作を読んでみることにしました コナン、ラナ、ジムシーが出てきます ダイス、オーロ、アジサシのティキ 世界観は同じ でも、基本ストーリーの流れは色々違いました モンスリーは、マンスキー ラオ博士はブライアック・ロー博士 コナンとラナは幼馴染 最初アニメとの違いに戸惑ってなかなかお話が入ってきません 慣れてくるとどうなるんだろう!って読み勧めます 最後は、。。。 原作とアニメのエンディングは違うのかどうか ってアニメの最後どうなったっけw 色々楽しめるお話でした
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宮崎駿監督未来少年コナンの原作本。 児童書なのに全然中身、児童むきじゃない!くらいに重い深い本だった。 よくあんな明るいアニメにしたな!と感心するくらい。。 ストーリー展開自体はほぼほぼアニメと変わらい、過去の負の遺産話。 プラスチックまみれの新社会として生きるのか、それともこの...
宮崎駿監督未来少年コナンの原作本。 児童書なのに全然中身、児童むきじゃない!くらいに重い深い本だった。 よくあんな明るいアニメにしたな!と感心するくらい。。 ストーリー展開自体はほぼほぼアニメと変わらい、過去の負の遺産話。 プラスチックまみれの新社会として生きるのか、それともこのまま平和に何でも作ったりして生きるのか。 1番驚いたのはラストのここで終わるの?!感…大津波、磁場の大変動。 まだまだ続くよ的な終わり方。 アニメとはまた違うところもチラホラ。 モンスリーはドクターになってるしラナは一度も攫われてないし ダイスはいつまでもやな奴だしコナンはずいぶん大人。 まぁ、そんな感じだけど良し!
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アニメ未来少年コナンの原作本。 相方が借りて読み終わったのを返す前にちょいと拝借、ほぼ1日半で 読み終えてしまった。 アニメ版を知っている人間にとってはこの小説はそのダイジェストに 感じてしまうかも知れない。この原作からどうやってあのアニメの 長く素晴らしい物語を引き出したのだ...
アニメ未来少年コナンの原作本。 相方が借りて読み終わったのを返す前にちょいと拝借、ほぼ1日半で 読み終えてしまった。 アニメ版を知っている人間にとってはこの小説はそのダイジェストに 感じてしまうかも知れない。この原作からどうやってあのアニメの 長く素晴らしい物語を引き出したのだろうかと思うほど小説は短め なのだ。コナンとラナとラオ博士が最初から知り合いだし、結末は 週刊漫画の打ち切りのような唐突さだ。残され島を再び見つけた あの爽快感と満足感はここにはない。 だが、この小説にはアニメにはない魅力がいくつもある。ひとつ あげればそれは「終末感」だ。まるで楽園のようなアニメの残され 島と違い、コナンが最初にたどり着く島は彼に孤独なサバイバルを 強いる。クライマックスの津波は決して天変地異ではなく、人の 悪しき行いの結果だ。ラナとコナンは最後の最後にやっと顔を 合わせるが言葉を交わすこともなく物語は終局を迎える。そこに 通底音として響くのは人の手によって究極的なカタストロフィを 迎えた地球の悲惨さであり、行く末の見えない残された人々の 絶望である。 結末さえもう少しきっちりと始末を付けていれば、と思わざるを 得ないが、原作本としてだけでなく、一つの作品として読んでも 面白い小説であるのは間違いないと思う。
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戦争に使用された兵器の影響で大洪水が起こり、大地がほとんど海となった近未来が舞台。 生き残った人々を一部の権力層が、自分たちの理念の元に支配していこうとします。 それに抵抗する主人公のコナンと先生、そのほかの仲間たちの物語です。 アニメは見たことがありませんが、有名アニメ作品の原...
戦争に使用された兵器の影響で大洪水が起こり、大地がほとんど海となった近未来が舞台。 生き残った人々を一部の権力層が、自分たちの理念の元に支配していこうとします。 それに抵抗する主人公のコナンと先生、そのほかの仲間たちの物語です。 アニメは見たことがありませんが、有名アニメ作品の原作ということで読みました。 出版年は古いですが、作品自体に古臭さは感じられませんでした。 読みにくくもなく、淡々としている展開のわりに、読み始めたら止まりませんでした。 十分現代でも通用するSFではないかと思います。
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大津波によって破壊された文明、ひとり孤島に流れ着いた少年コナン。 その津波をおこすきっかけとなった磁力兵器をつかった戦争、それなのにまたも科学によって世界征服をたくらむ人々、それとたたかう少年たち。 テレパシーで思いが伝わってきたり、鳥に心がのりうつったり、不思議な力もつかい...
大津波によって破壊された文明、ひとり孤島に流れ着いた少年コナン。 その津波をおこすきっかけとなった磁力兵器をつかった戦争、それなのにまたも科学によって世界征服をたくらむ人々、それとたたかう少年たち。 テレパシーで思いが伝わってきたり、鳥に心がのりうつったり、不思議な力もつかいますが、違和感なく読めます。 「未来少年コナン」の原作となった物語。はじめて読みました。 髪の色は黄褐色で、島にいたのはおじいさんといっしょではなく、コナンひとりきりだったり、 コナンとラナは小さい頃からの知り合いだったりと、設定はけっこうかわってますね。アニメも細かくは覚えてませんが。
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