合気道と中国武術はなぜ強いのか？ の商品レビュー

山田英司【著】,フル・コム【編】

2023/11/19

・アダプターテクニックとは具沢山にはどんな技術なのか？現代格闘技への対応技術のことで大きくは攻脈線の取り方のようだ。
・1技10回ヘビーサンドバッグを全力で打つ。
・n:1ゲーム。とどめまで。ビデオ撮ること。アイドリング、崩し。
・封手封身、化手化身、殺手。
・一歩前に出る勇気=球門体の中に入る勇気

2015/07/23

とても面白かった。20年前にこの本を読んでいたら当時やっていた中国武術の取り組み方も随分変わっていた気がします。私自身は現在は実戦というものには特別な興味はないのですが、この本の考察は非常に興味深く、なるほどという内容が満載です。中でも「技をひとつにしぼる」というのは非常に納得です。

2013/08/17

本文より
神村氏は、新空手とは何か？という定義を明確にパンフレットの表紙に記載している。「新空手の大会は自分自身を信じ、一歩前に出る勇気と、何事においても決して屈しない強い意思を育む場である」という文がそれだ。
ダーウィンの進化論もマルクスの弁証法的唯物論も、基本的にその考えの延長線にあった。
しかし、こうしたヨーロッパ人の傲慢さを反省するような思想として、20世紀に登場したのが構造主義という考え方だった。

本文より。
浮世離れした悟りを、リアリストの武士達が求めるわけがない。武士達にとって、座禅は出力練習だったのだ。禅の極意とは、自己をあるがままに、客観的に見る認識力の養成である。
戦いを前に恐怖を感じている自分がいるとしよう。一般に誤解されているようだが、禅の極意は、恐怖に打ち勝って平静の心を維持することではない。恐怖を打ち消すのではなく、死を前にして怖れている自分がいる、ということを客観的に見ることである。それは、諦(あきら)めという仏教の悟りに通じる。
これがパニックを脱出する精神コントロール術である。

2013/06/16

おおっと、意外に面白かった。
合気道と中国武術と言う訳ではなく、要は、武術は格闘技と違うと言う話だ。
技法の大半は中国武術からだが、「型」とは何か、本来命のやり取りの中で生まれて来た武術が、なぜ、格闘技化して本質を失って行くのか。
そう言うことを考えさせられる。
使えるね。