iPS細胞とは何か、何ができるのか の商品レビュー

日経サイエンス編集部【編】

2021/08/08

山中教授がノーベル生理学・医学賞を受賞したのは、昨年のことであるが、受賞業績とされたiPS細胞について、まともな知識を持ち合わせていたなかったので読んでみた。
ES細胞との違いや、今後の医療に多大な可能性を秘めていることがよくわかった。

2013/08/09

専門用語があまり使われていなかったので、知識のないわたしにもわかりやすかった。
iPS細胞の何がすごいかがよくわかった！たった4種類の遺伝子を体細胞に加えるだけで細胞を初期化できる、それってものすごくシンプルで、倫理的にもES細胞ほど問題にならないので素晴らしいと思った。
ただ、iPSが発見されたから、ESの研究はされなくなるということではなく、引き続きESも研究されていくということに驚いた。iPSはESの代わりになるものとして、できたのだと思っていたから。
特許申請や、国の研究体制など、問題はまだまだあるけれど、これからも日本の研究者には頑張ってほしい

2013/05/04

　「iPS細胞」については、すでに新聞やテレビで相当深い内容が紹介されている。
　本書の内容はそれなりに専門的ではあるが、「初耳」であると驚くような知見は見られなかった。
　新書としてあらためて上梓する以上、もう少し深い内容を期待したいものである。
　本書は、「研究内容」「社会的影響」「将来構想」すべて既知のものであり、新鮮な感動がない、という意味で物足りないと思えた。

2013/01/25

iPS細胞とよく聞くけれど、一体どこが画期的な発明なのか、そしてどういうことへの応用が期待されているのかがわかった。