ローウェル骨董店の事件簿 の商品レビュー
初読作家さんの作品。 うーん、自分にとってはライトだったかなぁ。 骨董店の事件簿と言いつつ、舞台は全然骨董店関係ないし(笑) 何か骨董にまつわる事件が起きるわけでもない。 ただキャラクターは魅力的で、表紙もあいまってアニメなんかにすると映えるんだろうなぁと思った。 途中の検視の...
初読作家さんの作品。 うーん、自分にとってはライトだったかなぁ。 骨董店の事件簿と言いつつ、舞台は全然骨董店関係ないし(笑) 何か骨董にまつわる事件が起きるわけでもない。 ただキャラクターは魅力的で、表紙もあいまってアニメなんかにすると映えるんだろうなぁと思った。 途中の検視の技術は時代的に先進的すぎやしないか?という疑問が残る。第一次世界大戦後でこんなに解剖技術って発達してたのか否か…。 二作目があるようなのでそちらも気になるけど、最後の同出版社から出てる他作家さんの妖気庵夜話も面白そう。
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推理という意味ではもの足りない感じだけれど、登場人物がみなそれぞれアジアがあって、長い間交流が途絶えていた兄弟が心を通わせ始めたのは何とも素敵なラストでした。
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最後の晩ごはんシリーズから、食べ物要素を抜いて、舞台を外国にした感じですかね。最初はもっと重い感じかなという読み出しでしたが、次第に明るさが出てきて、ストーリーもスッキリ進んでいき、読みやすかったです。
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短編集かと勝手に思っていたのだけれど、 1冊を通してひとつのお話でした。 キャラクターや人間関係が魅力的。 時代やら言葉遣いやらはさらっと流せれば 面白い一冊だったと思う。 なかなか最初の掴みでぐっとくる感じではなかったけれど、 キャラクターに慣れて読み進めると、 兄妹の関係の...
短編集かと勝手に思っていたのだけれど、 1冊を通してひとつのお話でした。 キャラクターや人間関係が魅力的。 時代やら言葉遣いやらはさらっと流せれば 面白い一冊だったと思う。 なかなか最初の掴みでぐっとくる感じではなかったけれど、 キャラクターに慣れて読み進めると、 兄妹の関係の変化や最後のブローチのエピソードなどで おおっ と思う感じ。
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※このレビューにはネタバレを含みます
2015/10/22 さらっと読めるお話。 おそらくミステリ目当ての方には物足りないかと(自分は謎解きとかは特にしないので、そこはマイナス要素にはならず) 昔は仲の良かった兄弟が戦争を期にすれ違ってしまっていたのが、殺人事件をきっかけに……な話ですが、兄弟のぎくしゃく具合や、それをどうにかしたい幼馴染のエミールが動いたりという流れが楽しめた。養い子のケイも素直で聡くて好感が持てる。 『骨董店』とタイトルに入ってはいるが、骨董品要素はやや少なめで肩透かしをくらった気に。ブローチのお話は素敵でしたが、もう少し骨董にまつわる要素があったら良かった。 どちらかというと、検視官である弟デリックの方が目立っている。 著者の作品ははじめてではないけれど、こちらは表紙絵に惹かれた部分も多い。 兄のデューイはイメージ通りでしたがデリックはわりと口調がぞんざいで、少し意外な印象。 続編が出ているので、一作目であるこちらはまだ手探りかなと思う。 二作目に期待。骨董要素とかこの時代のロンドンや生活描写とか多いと嬉しい。 ところで勝手に文庫だと思っていたら大きくて驚いた。
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初読み作家さん。 第一次世界大戦後のイギリスが舞台ですが結構抵抗なく読めました。 自分の犯人推理があってたので満足です。
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軽く読める、ライトミステリーって感じだった。 骨董店の店主であるデューイよりも弟で検死官のデリックの方が活躍していた。 デューイとケイのやり取りが微笑ましかった。 兄弟の食い違いがなくなって、良かった。
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第一次大戦直後のロンドン。 骨董店店主のデューイと検死官のデリックの兄弟のもとに、幼なじみの刑事エミールが持ち込んだ殺人事件。彼らは真相を探るべく動き出す。 兄は自分が戦地に行かなかった事に対して弟に負い目があって、弟はそんな兄に避けられていると感じている。お互いを思い合っているのに、一度離れてしまった心はなかなか元には戻らない。 戦争で左目と右足にそれぞれ傷を負った兄弟は、心にもまた傷を抱えて歩み寄れずにいるのがもどかしい。 謎解きとしては弱いけど、キャラの濃い登場人物達が物語を楽しませてくれる。 特にデリックのこの意地悪そうな感じがたまらないというか。一見クールなのに兄が絡むと、途端に感情的になって癇癪起こすところが良い。子供か。 ぎくしゃくしてしまった兄弟を心配するエミールが、二人の間でやきもきしている様子も可愛い。 「ローウェル骨董店の事件簿」というけど、実はあまり骨董店は事件に関係ない。活躍しているのは主に検死官のデリックだし。 でもブローチに込められた意味は素敵。なかなか洒落たプレゼントだと思う。
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第一次世界大戦後のイギリスを舞台にしたミステリ。キャラ立ち要素もあって読みやすいです(登場人物が美形ばっかりって……ねえ?)。シリーズとして続編が出そうな予感も。 ミステリとしては軽めだけれど、犯人が分かりやすい割に動機が意外。骨董品にまつわるささやかな謎の解決も優しくて、後味は...
第一次世界大戦後のイギリスを舞台にしたミステリ。キャラ立ち要素もあって読みやすいです(登場人物が美形ばっかりって……ねえ?)。シリーズとして続編が出そうな予感も。 ミステリとしては軽めだけれど、犯人が分かりやすい割に動機が意外。骨董品にまつわるささやかな謎の解決も優しくて、後味はほんわり。
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骨董店があんまり絡んでこない事件簿でした。 骨董店を営む兄が探偵役で謎を解くミステリかと思いきや… この本と並行して本格ミステリを読んでいたせいか、事件も少々物足りず。 あと時代交渉はあってるんでしょうか? 検死の風景などはとても現代的だし、1900年に発見された血液型がこの年...
骨董店があんまり絡んでこない事件簿でした。 骨董店を営む兄が探偵役で謎を解くミステリかと思いきや… この本と並行して本格ミステリを読んでいたせいか、事件も少々物足りず。 あと時代交渉はあってるんでしょうか? 検死の風景などはとても現代的だし、1900年に発見された血液型がこの年で認知されてて、かつ臨床で活用されているとは思えない…… 参考文献の明記がない分、どうなのかなという疑問が残りました。
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