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スズメの謎 の商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2022/04/11
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

スズメの習性を解説した本かと思いきや、雀の数が減っているという話が本当なのかを確かめようとする内容だった。最近話題になったフェルミ推定のような話だったが、研究者としての心構えも説いていて、今後研究者を志す方にも大いに参考になるかと思う。

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2022/03/01

わかりやすい。生き物の観測のやり方や研究の選び方なんか、ちょっと裏話みたいのも書いてあって正直な人だ。そんなにたくさんいなくてもいいから、生まれた数が寿命を全うできますように、スズメ❤️

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2021/12/26

日本にはスズメは何羽いるのかで始まる、スズメの謎。 その研究法やアプローチなどを分かり易く、説明。 1 スズメを知っていますか?  2 スズメは日本に何羽いる? 3 スズメの減少  4 なぜスズメは減少しているのか? 5 スズメが減少するとどんな問題があるのか? 6 研究の世界 ...

日本にはスズメは何羽いるのかで始まる、スズメの謎。 その研究法やアプローチなどを分かり易く、説明。 1 スズメを知っていますか?  2 スズメは日本に何羽いる? 3 スズメの減少  4 なぜスズメは減少しているのか? 5 スズメが減少するとどんな問題があるのか? 6 研究の世界 コラム1~7 おすすめの本有り。 スズメの謎を教えてくれる本・・・だけでなく、 研究自体の進め方をも教示してくれる内容。 いかに調査するか? いかに研究するか? 仮説からの実験と観測。 分かってくるのは、日本には推定1800万羽のスズメがいるらしい。 数々の調査記録を精査して分かるのは、スズメの減少の実態。 減少の原因は様々な理由があるのも、分かってくる。 スズメと農作物との関係、他の生き物との関係。 環境の変化も。20年間に半減していることも。 スズメの価値観についても考察。 うちの近所にもスズメはいるけど、近しいようで遠い存在。 確かに生態はほとんど知らなかったし、それ故、研究するのが 難しいこともよく分かりました。すぐ逃げちゃうもんね。 スズメの研究を始めた理由と、鳥の研究者になるための指南は、 これから目指す人たちへの導きになる話。 平易な文章ながら、詰まっている内容は興味深いものでした。

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2021/12/23

「これは○○だろうか?」といった疑問が浮かんだときの論理的な考え方、 科学的な調査手法のとり方、多面的な物事の捉え方、といった答えに近づくための メソッドが噛み砕かれた言葉で書いてあります。 本当に減ったのか、なぜ減ったのか、その原因は一つか複数か、読んでいてプロセスを学べ、自分...

「これは○○だろうか?」といった疑問が浮かんだときの論理的な考え方、 科学的な調査手法のとり方、多面的な物事の捉え方、といった答えに近づくための メソッドが噛み砕かれた言葉で書いてあります。 本当に減ったのか、なぜ減ったのか、その原因は一つか複数か、読んでいてプロセスを学べ、自分の思考の偏りを改めて意識できる内容です。 文字数は少なめ、大きめ^^ 初心者の方にも読みやすいと思います。 ただ、スズメの生態や身体的な特徴を書いたものではありませんので、 そうしたことを知りたければ図鑑を読むのが良いでしょうね。

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2021/08/06

<目次> 第1章  スズメを知っていますか? 第2章  スズメは日本に何羽いる? 第3章  スズメの減少 第4章  なぜ雀は減少しているのか 第5章  スズメが減少するとどんな問題があるのか 第6章  研究の世界 <内容> スズメの生態、というか、メインの話はスズメの羽数をどの...

<目次> 第1章  スズメを知っていますか? 第2章  スズメは日本に何羽いる? 第3章  スズメの減少 第4章  なぜ雀は減少しているのか 第5章  スズメが減少するとどんな問題があるのか 第6章  研究の世界 <内容> スズメの生態、というか、メインの話はスズメの羽数をどのように調べるか?である。地道で人様に迷惑をかけない方法を書いてある。そして、スズメは確かに減っている、との結論だ。第5章は、ちゃんと研究されていないようだが、コラムを含めて「鳥類学者」になるには?その苦労は?がわかる本である。

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2021/02/01

スズメの生態が詳しく書いてあっていろいろな知識が得られるという本ではない。研究するということがどういうことか著者の実体験に基づいて述べられているのだ。小学校高学年ぐらいから読める内容だと思う。生き物を相手にする研究をしていきたいという子どもには、とても意義のある本だろう。スズメを...

スズメの生態が詳しく書いてあっていろいろな知識が得られるという本ではない。研究するということがどういうことか著者の実体験に基づいて述べられているのだ。小学校高学年ぐらいから読める内容だと思う。生き物を相手にする研究をしていきたいという子どもには、とても意義のある本だろう。スズメを研究した人はほとんどいないらしく、著者は自分自身で調査の方法を模索している。その点が中心の本だ。スズメは日本に何羽ぐらいいるのか、スズメの数は減っているのか。著者は、いろいろ試してみた末にスズメの巣を数えていくことを採用する。日本の3県を選び、さらに住宅地、商業地、農地、森林の4地域に分けている。住宅に巣をつくることが多いので、住宅地に最もスズメは多い。数えた結果を統計的に処理すると、全国に約1800万羽だそうだ。また、年々スズメの数は減っていて、環境の変化や、巣を作りにくい住宅が増えたことによって、スズメの少子化が進んでいるようなのだ。森雅之の挿絵がなんだかなつかしい思いを誘う。

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2019/08/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

(おすすめの本) ×新編 スズメの四季 雀の生活 ☆進化とはなんだろうか 長谷川眞理子 けあしだ ☆鳥はなぜ集まる? 上田 けしだ ×一夫一妻の神話 上田 なぜ生態系を守るのか? 松田 し

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2016/11/21

スズメの数について。研究の仕方について。 気持ち、対象年齢低め? 家の近くには、スズメたくさんいますが、減っているらしい。

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2015/11/12

 表題はスズメの謎。スズメがなぜ減っているかという内容だと思いきや、これは一つの研究の仕方、方法を一から丁寧に解説したものだ。  内容は小学生でも分かるように書かれているが研究論文としての価値もある一冊。  何かを調べそれを報告するという職を担う人は、自分の成果をだれにでも分...

 表題はスズメの謎。スズメがなぜ減っているかという内容だと思いきや、これは一つの研究の仕方、方法を一から丁寧に解説したものだ。  内容は小学生でも分かるように書かれているが研究論文としての価値もある一冊。  何かを調べそれを報告するという職を担う人は、自分の成果をだれにでも分かりやすく文章としてまとめるとても大切なこと。

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2014/09/12

子供向けなので写真や図が多めで分かりやすく、大人が読んでも楽しめる。 他に参考になりそうな本の紹介もあって、生態系への興味を深める 手がかりになるかと思う。

Posted byブクログ