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戦略サファリ 第2版 の商品レビュー

3.6

15件のお客様レビュー

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2014/08/30

戦略を俯瞰するには良い本。個別の学派とこうしたまとめを自由に行き来しながら読むと、理解が深まると思います。

Posted byブクログ

2014/03/22

ビジネス書でこんなにワクワクしたのは初めて。机上の空論に終わらず実践的に考えて行動する人のためのバイブルだ。 今まで読んだビジネス書は、ひとつの思い付きを広げて書いたものか、網羅性があるが知識の羅列であり実戦には役に立ちそうもないものか、いずれかだという印象だった。 この本が素晴...

ビジネス書でこんなにワクワクしたのは初めて。机上の空論に終わらず実践的に考えて行動する人のためのバイブルだ。 今まで読んだビジネス書は、ひとつの思い付きを広げて書いたものか、網羅性があるが知識の羅列であり実戦には役に立ちそうもないものか、いずれかだという印象だった。 この本が素晴らしいのは、一般的に我々が右脳的と呼ぶ感性に訴えかける鋭さと、大量の資料と経験の組み合わせによる知見のオンパレードに圧倒されるところである。これまでの書籍の語り口は、筆者も勘違いしてたんだけど、別の見方もすると解決するよ、と、結局は一方的な考えの押し付けに終始する。 しかし本書では、鷹の目の視点から常に見下ろしフィードバックをかけているようなもので、様々な視座やそのオプションを選択する動機やプロコンを提示して行くというスタイルである。そのためかなりタフな書籍でもあるが読んだ後の充実感も半端ない。 臨機応変という言葉があるが結局のところその人の頭のアタマの中の知識と偶然の産物でしかない。この本を読むことでマネジメントでの知識の引き出しを増やし、それに基づいたより求める答えに近い仮説とその実践が出来そうだ。 千五百円のビジネス書を多読するとこも大事だが、本書を使って地頭力を養うことも必要だ。二年に一度は読むべき。

Posted byブクログ

2013/09/02

なんか、もう、お腹いっぱい過ぎて軽くトラウマ。なんにもよくわからなかったけど、迷ったときの辞書みたいなもんかね。

Posted byブクログ

2013/02/05

著者は、これまでの多くの経営戦略に関する研究を10のグループに分類して 解説&評価します。戦略は計画的でもあり、天才的なビジョンでもあり、実行 へのブレークダウンでもあり、学習そのものでもあり、創発的でもあり、政治 的なパワーゲームでもあり、、、という感じです。 解説・評価に著...

著者は、これまでの多くの経営戦略に関する研究を10のグループに分類して 解説&評価します。戦略は計画的でもあり、天才的なビジョンでもあり、実行 へのブレークダウンでもあり、学習そのものでもあり、創発的でもあり、政治 的なパワーゲームでもあり、、、という感じです。 解説・評価に著者グループの主張も加わり、見方によっては記述が偏っている、 と言えるかもしれませんが、その少し皮肉の利いた表現が、本書を魅力的にし ているように思います。 私自身は、若干、ポーターに代表されるような規範的、計画的な戦略というも のに偏っていたかも知れず、それも大事だけど一面にすぎない、ということを 改めて感じさせられ、とてもよい読後感でした。 読み終わった本書を、ポーターさんやバーニーさんの本と並べて本棚におくと 「バランス良くね」と語りかけられているような感じです。

Posted byブクログ

2013/01/19

2013年、1冊目の読書は、2012年のラストと同様に、ミンツバーグ先生の『戦略サファリ第2版』である。 本書を読んで感じたことを幾つか。 1:最後の章から読むべきであり、それぞれも読むポイントがある ※特に最初に読むときには 戦略形成に関して、10のスクール(流派?研究グ...

2013年、1冊目の読書は、2012年のラストと同様に、ミンツバーグ先生の『戦略サファリ第2版』である。 本書を読んで感じたことを幾つか。 1:最後の章から読むべきであり、それぞれも読むポイントがある ※特に最初に読むときには 戦略形成に関して、10のスクール(流派?研究グループ?)の元となる学術的根拠、研究の変遷、前提条件、各スクールの功罪や、どの業種の企業が、どのステージで、どんな組織スタイルで採用すべきなのかを、書いている。 最後の12章は、全体を俯瞰する章で、P419,P432,P434,P440、そして、巻末(P448~P451)の各スクールの特徴をまとめた表を最初に見ておくと、効率よく本書を把握出来る。 本を効果的に読むために12章をじっくり読み、最近の研究論文数などの多さ(良し悪しではなく)という意味で、11章のコンフィギュレーションスクールに関しても、じっくり読む意味がある。 そして、12章で戦略形成の各スクールの特徴を把握した上で、読み手として、どの部分をじっくり読み、どの部分は読まないかを決めていくと、効果的な読み方が出来そうだ。 2:内容から感じること①-必要なことは、1つの理論やトレンド、ましてやバズワードではない 戦略形成の10のスクールそれぞれに功罪があり、読み手の状況によっても、どのスクールのどの部分が「功」であるのか、「罪」であるのかも変わってくる。 自身の環境(業種、企業の発展ステージ、組織スタイル、事業の外部環境など)にあわせて、必要なものを「統合化」することが必要であることを教えてくれる。 3:内容から感じること②-単一の知識ではなく、周辺知識、教養などの基礎理論が応用力に繋がる 何かに取り組む際に、メインテーマである知識だけはなく、教養的な基礎理論やその流行り廃りをざっくりとでも知っておくことで、不確実な状況下の応用力、実践力がみつにくということ。よくいわれる、リベラルアートの重要性、教養の重要性ということ。 4:個人的に更に内容理解をしたい部分-RBV、変革キューブ、ケイパビリティ ・最近流行りのRBV(リソース・ベースド・ビュー:資源ベース理論)、 ・ミンツバーグの変革キューブ ・ケイパビリティ に関して なので、給与日後に、下記3冊は買おう。 ・「企業戦略論【上】基本編 競争優位の構築と持続」 ジェイ・B・バーニー  http://www.amazon.co.jp/dp/447837452X ・「資源ベースの経営戦略論」​ デビッド J.コリス  http://www.amazon.co.jp/dp/4492521518 ・「ケイパビリティの組織論・戦略論」​ デビッド・J. ティース 、渡部 直樹   http://www.amazon.co.jp/dp/4502679100 5:この本を読んだら、『戦略サファリ 第2版』も読んでみよう!!  「世界の経営学者はいま何を考えているのか――知られざるビジネスの知のフロンティア」 入山 章栄   http://www.amazon.co.jp/dp/4862761097 以上、5つの感じたことです。かなり、この本からもネタを頂いたので★5つ。 高い本だけど、得るものが多い。

Posted byブクログ