洋上風力発電 の商品レビュー
タイトルが示すとおり、洋上風力発電について、なぜいま洋上風力発電が注目されているのか、メリットとデメリット、課題と対策などについて解説しています。洋上風力発電は、わが国ではまだまだ導入が進んでいないことから、どの地域のどの沿岸が適地なのかよくわかっていないらしい。ただ、そのような...
タイトルが示すとおり、洋上風力発電について、なぜいま洋上風力発電が注目されているのか、メリットとデメリット、課題と対策などについて解説しています。洋上風力発電は、わが国ではまだまだ導入が進んでいないことから、どの地域のどの沿岸が適地なのかよくわかっていないらしい。ただ、そのような中でも、筆者は、電力の大消費地に近い、東京・中部・関西の沿岸に大規模な洋上風力発電を建設するメリットがあるという。なるほど。わが県でも導入を目指してみてはどうかと思うのだが。
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ヨーロッパでは当たり前のような光景になっている。 中国は世界最大の風力発電 韓国も負けていない。 フランス政府は洋上発電産業を将来の輸出産業として大きく期待している。イギリスでは2020年までに18万の雇用抄出が期待されている。
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風力発電施設の今後の主流となるであろう洋上風力発電がいかに有効であるかを切に説いている。数値等を用いて客観的なデータが示されている一方で風力発電ありきでが展開されている。そのため、なぜ風力発電でなければならないのか、なぜ火力、地熱、太陽光発電ではだめなのかがいまいち判然としない...
風力発電施設の今後の主流となるであろう洋上風力発電がいかに有効であるかを切に説いている。数値等を用いて客観的なデータが示されている一方で風力発電ありきでが展開されている。そのため、なぜ風力発電でなければならないのか、なぜ火力、地熱、太陽光発電ではだめなのかがいまいち判然としない。単にこれまで研究を続けていたから推進しているようにもとれる。また、メリットばかりが強調され、どうしても起きるであろうデメリットについての考察がない。 導入に向けての課題と解決策はかなりのページを割いているものの、洋上施設であれば全てが解決可能というのは少々フェアではないと感じた。数値が示されているため一定の説得力はあるが、台風や大津波に耐えることができるか?という課題に関しては建築基準法に基づいたビルと同じ強度だから問題ない、というのは少々乱暴な結論である。例えば2013年4月に発生した三重の「ウインドパーク笠取」で起きた羽根落下事故では台風ではない大風で、しかも耐久風速以下での事故である。本書は2012年12月発行であるため当然ながらこの事故についての言及は無いが、羽根落下の可能性に触れるべきであり、またそれについての研究が行われているのであればそれを示すべきだろう。 数字を示すことで一定の客観性は持っているが、著者の想い――風量発電を長年研究していた、脱原発――がその客観性を損ねているように感じた。
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