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球体の蛇 の商品レビュー

3.6

144件のお客様レビュー

  1. 5つ

    19

  2. 4つ

    43

  3. 3つ

    55

  4. 2つ

    7

  5. 1つ

    2

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2012/12/31
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

流れのきつい川の、思いがけず淀んで前がみえない底を歩いている気持ち 暗くて、悲しくて、歪んでいるのだけれど、嫌にならない 不思議な感覚の中、読み進めていき、ずぶずぶと深く潜っていく気分でしたが、 最後の章で、少し救われた気持ちで、深呼吸して読み終わりました 道尾ワールドは、なぜだか離れられず好きです

Posted byブクログ

2012/12/29

めずらしく道尾作品の中では面白くなかった。 何かこうぼんやりしたものが、結局最後までぼんやりだったような・・。 まあ1つくらいはこういうのもあるか。

Posted byブクログ

2012/12/26

一気読み。 『誰も悪くない』が故の哀しみが切ない。 ……しかし、本当に誰も悪くなかったのだろうか? と、思わせる辺りが上手いなぁ。

Posted byブクログ

2013/01/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

私はまた、人を殺した。 秘密を抱えた美しい年上の女性。球体の中の記憶。 幼い嘘と哀しい真実が交錯する時、事件は全く違う顔を見せる――。 第12作。第十長編。干支シリーズ「巳」。 形式:全編を通して一人称小説(語り手:友彦)。 物語に閉じ込められていたのは私だった。 「本当の事実」なんてものは誰にもわからないのかもしれない。 「景色は自分でつくる」ものなのかもしれない。 嘘。人を庇うための優しい嘘。自分を護るための哀しい嘘。傷つけるための冷たい嘘。 それらを呑み込んで、誰もが生きていく。 関連インタビュー http://www.kadokawa.co.jp/sp/200911-02/ http://www.hmv.co.jp/news/article/911170114 ミステリ:☆☆☆☆ ストーリー:☆☆☆☆☆ 人物:☆☆☆☆☆ 読みやすさ:☆☆☆☆☆

Posted byブクログ