シュトヘル(7) の商品レビュー
今巻で第二部完の形だったので1巻から改めて読み直してみた (ちなみに一部完は3巻二拾話) やはり素晴らしい 一巻の冒頭からの熱を山谷あっても切れずに持続している 話の結末としてはあと16年くらい後なのかとも思うが 信頼して行末を見守りたい
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「―――覚えてなくてもいい。……何も残っていなくていい。何度でも出会い直して、俺と生きようよ。 シュトヘル―――、君のことが好きなんだ、ずっと」 この漫画に登場する主要な人物たちは、皆、己が信じる正義と信念を持っている。他人に付けられた消せない傷や自分しか担えない重い責任が...
「―――覚えてなくてもいい。……何も残っていなくていい。何度でも出会い直して、俺と生きようよ。 シュトヘル―――、君のことが好きなんだ、ずっと」 この漫画に登場する主要な人物たちは、皆、己が信じる正義と信念を持っている。他人に付けられた消せない傷や自分しか担えない重い責任が、それらのバックボーンになっている。そして、この12世紀という時代と場所はまだ、盗み・犯す・殺すを、それだけで「悪」と断じれる地盤になっていない。 皆が皆、ユルールでさえも全き善人というわけではないかもしれないが、そうあろうと周りに飲み込まれまいとする彼の強さには、言葉には、見ているだけでも震えるものがある。 ……こんなこと言われちまったら、もう、惚れるしかないですよ。
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命の価値は変化します。 その時代、この場所、立場によって。 大事な人を虫ケラのように殺される理不尽。 それは怒りとなり怨念となって、呪う相手を求めさまよい始める…。 全てを喪い、復讐を糧に生きる者。 シュトヘルとハラバル。 死臭を撒き散らし、激闘です。 ユルールは悪霊と化した姫の...
命の価値は変化します。 その時代、この場所、立場によって。 大事な人を虫ケラのように殺される理不尽。 それは怒りとなり怨念となって、呪う相手を求めさまよい始める…。 全てを喪い、復讐を糧に生きる者。 シュトヘルとハラバル。 死臭を撒き散らし、激闘です。 ユルールは悪霊と化した姫の呪いを解く王子様になれるのでしょうか?
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新刊が出ていたことに気づかず半年。毎度ながら、読みごたえがあって物語として本当に面白い。巻が進むたび、各々の成長が胸に染みる。
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ユルール、ハラバル、シュトヘルの行き着く先は…ユルールの成長が目覚ましく、また二人の再会にも泣けます。そしてハラバルの行く先はどうなるの…?そしてついに待望のイケメン枠登場!今後にも期待ができる新展開ですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
正月帰省した時に地元の本屋で見つけたら、残り1冊しかなく、友達にかっさらわれたため、帰省から戻ってきた年明けに探したら近くの本屋に置いてなくてびっくりしました。 ので発売からちょこっとしてからよんだわけですが。 戻ってきてくれて良かった!おかえり!
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今惰性で読んでる。好きだけど消化不良気味。最近。 これスドーがいる意味あるの? いずれにせよ次巻で動きそう。 双子皇子もいい味だし、期待。 キャラクターづくりホント巧いよなー。みんな好きだもん。 でも動かしきれてなくないかー。 あと、文字ってなんだ、って叫び、もう少しさり気な...
今惰性で読んでる。好きだけど消化不良気味。最近。 これスドーがいる意味あるの? いずれにせよ次巻で動きそう。 双子皇子もいい味だし、期待。 キャラクターづくりホント巧いよなー。みんな好きだもん。 でも動かしきれてなくないかー。 あと、文字ってなんだ、って叫び、もう少しさり気なくしたほうがいい。 伊藤さんが持っている文字への情熱が率直に、愚直とも言えるほどに、描かれているわけだけど、 一読者としての私は、そんな情熱持ってないから、物語についていけない。 なんで文字ってそんなにすごいのか、心に来ない。 死んだものも消え去るものも、文字はとどめていてくれて、未来につなげてくれる。すごいことだよ、わかるけど、 結論ありきで突っ走っている気がする。 ユルールのやってることが「正しい」で進んでる。 でも実際どうよ。 ハラバル見ろよ。彼、間違ってないし。 もっと、読者に考えさせなきゃだめじゃないか。 結論はこう!って見せてくれるだけじゃなくて、いろんな立場と考えを、平等に提示して、丁寧に描いてほしい。 すごく素敵なテーマ、キャラクタたちなのにもったいない気がする。 ところでモンゴルの気狂い王は、 背中の皮膚むしり取ったらどうかな。 あるいは上から違う字で焼いてみたら。
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ハラバルとユルール。 ひとまずここで、この二人の関係はおしまい。 ここに自分が生きた証を、どれに求めるか。この違いだったのか?この二人。 今この瞬間。生きているこの時代に、刻印を残すことを求めたハラバル。復讐って手段が、そう思わせます。 未来へ。自分たちがいなくなっても、残る刻...
ハラバルとユルール。 ひとまずここで、この二人の関係はおしまい。 ここに自分が生きた証を、どれに求めるか。この違いだったのか?この二人。 今この瞬間。生きているこの時代に、刻印を残すことを求めたハラバル。復讐って手段が、そう思わせます。 未来へ。自分たちがいなくなっても、残る刻印を求めたユルール。自覚は薄いけど、文字を残すというのは、そういうこと。 スドーとの別れで、そこに目覚めたか? 物語は新たな敵の登場で、違う流れになりそう。歴史の奔流が始まりそう。
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