アーカイブのつくりかた の商品レビュー
事例あり理論あり、アーカイブについて多方面からかかれた本です。読み通さなくても必要な箇所だけ読めば、初心者でも読みやすいと思います。 個人的にはARC(立命館大学 アート・リサーチセンター)の事例が大変興味深かったです。アーカイブを作成する際に、通常通り行う(目録作成→デジタル化...
事例あり理論あり、アーカイブについて多方面からかかれた本です。読み通さなくても必要な箇所だけ読めば、初心者でも読みやすいと思います。 個人的にはARC(立命館大学 アート・リサーチセンター)の事例が大変興味深かったです。アーカイブを作成する際に、通常通り行う(目録作成→デジタル化するものを選定→外注にてデジタル化→画像等の確認・再撮影・・)のではなく、とにかく悉皆で若手研究者がデジタル化→必要ならそれから目録作成、とすることで手間というコストが減らせるだけでなく、研究者が資料にふれる機会も提供するということです。とにかくデジタル化してしまえば簡単に目録となるという考え方はだいぶ印象的でした。 そのほか、海外での電子化プロジェクトの紹介等も、概観するのに役立ちました。
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デジタルアーカイブの構想・デザイン・事例について色々な切り口で説明。テクノロジー色は薄いが、企画構想・デザイン・事例は詳しめ。 第1部、第2部は多くの失敗例を念頭においたアーカイブ一般の有り様についての座談会や論説。 第3部にはデジタルデータ化してアーカイブする技法や法律的な観点...
デジタルアーカイブの構想・デザイン・事例について色々な切り口で説明。テクノロジー色は薄いが、企画構想・デザイン・事例は詳しめ。 第1部、第2部は多くの失敗例を念頭においたアーカイブ一般の有り様についての座談会や論説。 第3部にはデジタルデータ化してアーカイブする技法や法律的な観点で留意すべき点の記事がある。 巻末付近では米・EU・仏・独・中・韓各2件、英3件の事例を各10行程度で紹介。
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