ジャニ研! の商品レビュー
20世紀のエンタテイメントの歴史をジャニーズでなぞってみる、というマニアックそうな内容。 しかし我々の生きてきた時代を語る上で、ジャニーズは切っても切り離せない関係である、という考察が面白かった。
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ジャニーズ、ひいてはジャニー喜多川という人物にフォーカスし、その文化を紐解く本。 もっとせくしーぞーんのこと語ってくれていいんだよ。
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SMAPメンバーの加齢に合わせてCMの商品が変わりライフスタイルのモデルとなっている、という指摘は頷ける
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地元の図書館で読む。ジャニーズに興味がない人が読む本です。興味のある人には退屈だと思います。僕のような興味のないものには、いい本です。
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確かにジャニーズについての本だった。 が、しかし大谷さんと矢野さんの音楽やカルチャーに関する知識からなぜジャニーズにとって野球は大切なのか劇場でする公演の持つ意味はなんなのか、戦後の日本の男性の顔の美を作り替えたジャニーズやディスコなど海外からのものをジャニーズが取り込んでいきた...
確かにジャニーズについての本だった。 が、しかし大谷さんと矢野さんの音楽やカルチャーに関する知識からなぜジャニーズにとって野球は大切なのか劇場でする公演の持つ意味はなんなのか、戦後の日本の男性の顔の美を作り替えたジャニーズやディスコなど海外からのものをジャニーズが取り込んでいきた歴史なども驚くことばかりだった。 ジャニー喜多川というある種謎の人物の名前に確かに僕らは大事な事を忘れていた、いや隠されていた。 アメリカで生まれ育ち戦争中は強制収容所に入れられ日本に交換船でやってきた彼はまごうことなきアメリカ人でしかない。だからこそ戦略性とかなく光ゲンジや忍者や嵐なんてつけれるのだ。 アメリカから見た日本文化として単純な意味で。 そしてこのアメリカ人である彼が異国人として日本をとらえていた彼の帝国がジャニーズというものだった。 速水さんというライターが今まで書いてきたもの、ラーメン(冒頭の元ネタは阿部和重著『シンセミア』だ、戦後に力を持ったある町でのパン屋と戦後におけるアメリカと日本を描いた長編でパンとラーメンは戦後に小麦粉が余りまくったアメリカが売るために日本の食文化を変えていった背景がある)やショッピングモールやケータイ小説的なものは戦後の日本とそれが作り上げられた過程にはアメリカの影響とそこから派生しているという文化論であり「ジャニ研!」とうたわれているし大谷&矢野両氏とトリオのチームワークで深さとかろやかさを増しながらも速水健朗というライターが明らかに自らの関心分野である戦後日本文化論を押し進める一冊になっている。 と読みながら思ったけど違うかな。
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ジャニーズアイドルにみる戦後文化史。 ジャニーズ喜多川氏をアメリカ人として捉え、彼の繰り広げる一見不可思議なセンスの世界を読み解いていく。
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