僕たちは島で、未来を見ることにした の商品レビュー
夏休みに隠岐旅行する前に読んでみた。都会での暮らしを捨てて島に飛び込むバイタリティがすごい。HPを調べると、社名も社長以外の創業メンバーも変わっており、時代の変遷を感じた。
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益井くん走行会@アワヒニ天満橋店「海外に持っていって読み返したくなる本」で紹介された本。 チャンプ本 2016.01.08
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過疎化した町には、雇用がない。したがって、いざこうした町に戻ってきても暮らしていくのは結構難しい。都会から島根県海士町に移住した著者らは、島に来た人が働けるノウハウを身につけられるような学校を作ることにした。 海士町は未来の日本社会の縮図である。5人に2人が高齢者となる2060年に、どのような経済モデルがあればよいのか。筆者らは生産者と消費者に加え、両者の行き過ぎを調整する担い手が必要だと考える。この本を読んで分かるのは、過疎地域で暮らすのは決して楽なことではないということ。徹底的な下調べと覚悟がないとしてはいけないということが伝わった。
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この本を読んで丁寧な暮らしとはこういうことかと腑に落ちた。 特にしごと、くらし、かせぎの3つを表した図で現代社会バージョンと阿部さんの海士に住んでみてバージョンを比較してみると等身大の自分で幸せに生きられているかどうかのイメージがとてもよくわかった。 ものにあふれ、豊かな生活になった今だけど、本当にこれでいいのかと感じることは多々あったからこの本の作者のように自分の住んでいる場所を大切に思って暮らしていくのはとても良いと思った。 都会と違った人との繋がりが濃い生活の中には面倒だと感じる部分もあるとは思うけれど、そういう生活のなかったにしか感じることが出来ない人の温かさだとか地域のありがたみとかを感じる暮らしを送れるようにしたいと思った。 読みながらこの本の題名もとても素敵だと感じた。様々な社会問題があって日本の未来を暗く感じることもあるけれど、過去を見つつ今を大切に、そして未来を悲観せずに前を向けたらなと思う。 「私はこの島が本当に好きで、その島のものをこうして来てくださった人に食べてもらえるのが本当に幸せ」という言葉をずっと忘れないと思う。涙が出そうになった。実際にこの言葉を本人から聞いた訳ではないけれど、これほど深い言葉をこれまで聞いたことがなかった。それほど地域の人に愛される海士という町がほんとに素敵だと思ったし、憧れた。 この本は最後にこの言葉があって本当に内容が心にしみた。読んで良かった。
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「私はこの島が本当に好きで、その島のものをこうして来てくださった人に食べてもらえるのが本当に幸せ」 何かが欠けているような感覚 学校に通って建築を勉強する日々 目指すものがある そこに至るために必要ないまがあるんだと 分かってはいる でも 実践者のことばに出会うと ...
「私はこの島が本当に好きで、その島のものをこうして来てくださった人に食べてもらえるのが本当に幸せ」 何かが欠けているような感覚 学校に通って建築を勉強する日々 目指すものがある そこに至るために必要ないまがあるんだと 分かってはいる でも 実践者のことばに出会うと いまの自分がモゾモゾしてくる アタマで考えること 当たり前だけど大事だ でも 考えるということを飛び越えて行動してしまうこと 体を動かすこと 体で考えてるような状態 そんな風にいつもいたいと思ってる自分が内側にいる 内側のカンカク自分はそんなことを微塵も見せずソツのない自分を演じる外側の大人のヤツが嫌いで そんなカンカク自分がときどき騒ぎだす この本を読んでいて ただうらやましかった 地域で生きるということ それを理屈や理想で語ることは簡単だ でも ここで綴られているコトバは実践してきた時間があっていまも現在進行中のものだ 考えることは当たり前だ でも ただ動いてきたこと 人と人とが一緒に歩んできたこと その足跡があること それがとてもうらやましい カンカク自分が反応する 何か動けと指令を出してくる ひとまず 働くことからはじめよう 全然本の紹介になってない。。 DFの卒業制作のテーマ設定にこの本の影響が明らかです 「地域で生きるということ」「学ぶということ」 そんなかんじ 「この島で起こった小さなことが、社会を変えるかもしれない」 僕たちはそう信じて、自分の未来をかけて、この島の未来をいっしょにつくる担い手になったのです。そして、僕たちの行きたい未来の姿をそこに見ることにしました。 豊かな自然に囲まれて暮らす生活の中で、僕たちはこの島に自分たちの居場所を見つけ、島の人たち、島の文化から多くを学び、ここが学校のように思えました。 そして、本当に学校をつくろうと思ったのです。 この本はそんな僕たちが島で見た、小さな未来の報告書です。――「プロローグ」より
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”島根県 隠岐の島 海士町に入り、五感塾をはじめ「学び」事業を展開する阿部さん、信岡さんの著書。 クルミドコーヒー影山さんの『ゆっくり、いそげ』からのコミュニティつながりで読み始め。 <キーフレーズ> <きっかけ> ”
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今の自分が悩んでいることにも通じる部分がすごくあって、自分だったらどうするかというようなことを考えて読んでいた。むしろその部分が強すぎたから、少し経った後に読んだらまた全然違ったように考えることができるし、違った発見があるだろう。 あんまり苦労した話しを重く書いてはいないけど、なんとなく、行間の間から物凄い熱意と執念と決意が伝わってくる。やっぱりそれだけ大変な思いをして努力したんだろう。 『僕は島でお金を稼ぐこと、お金をいただけることというのは、その人に島に居てほしいと思う心の表れなのだと思うようになりました。(p90)』 ⇒この文章をワインに置き換えて考えてみたりもする。。。 『「社会にいいことがしたい」というような動機ではなく、自分の居場所が欲しくて探しに行って、海士に出会ったとも言えます。(p139)』 『グローバル化の波の中では、いろんな価値観が変化しています。しかし、変化の波に対応しようと焦って考えると~中略~場当たり的に考え方や働き方、さらには暮らし方を変えていかざるを得ず、結果的に人生そのものが豊かになってきません。(p266)』 『自分の生まれた土地、住んでいる地域には、それぞれに脈々と受け継がれてきた精神的文化があって、それは社会で生きるために先人たちが遺してきた知恵のかたまりです。歴史を通って残ってきたものにはしれだけの価値がある。~中略~今を生きる糧にするためにはどう活かせばいいのか、とう自分の軸足をしっかり地につけて試行していかなければ、時代の波に翻弄されて疲れ切ってしまう。(p266)』
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彼等も大変な思いでやってきたのはわかるけど、流れに乗っかってる感はある。その流れを作った町長らが最初の一歩をどう動かしたかが気になる。 綺麗な言葉が並びすぎててこちらにはあまり伝わってこない。
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とても簡単に読めてしまう本だった 中に登場する巡の環に関係する人の文章がとても素敵だった。島の味が出ていてほっこり。 彼らの何か人を受け入れるもの、そして阿部さんと信岡さんの地域への入り方。これの秘訣はなんだろう?と思った。こわくないのかなと思って。どうやって信頼関係を築きあげて...
とても簡単に読めてしまう本だった 中に登場する巡の環に関係する人の文章がとても素敵だった。島の味が出ていてほっこり。 彼らの何か人を受け入れるもの、そして阿部さんと信岡さんの地域への入り方。これの秘訣はなんだろう?と思った。こわくないのかなと思って。どうやって信頼関係を築きあげているんだろうかと気になった。 最後に阿部さんが書いていた三角形のマトリックスは、将来の働き方を示す面白いものだと思う。
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・生産者が供給し、消費者が受容する。それだけで社会は出来てない。1人の中にも様々な側面がある。 ・例えば「しごと」と「かせぎ」。前者は生存のための集団の中で担う役割、皆で草刈りとか贈与経済っぽいもの。後者は貨幣経済っぽいもの。これと「くらし」。3つが近い事が大切。都会では「かせぎ...
・生産者が供給し、消費者が受容する。それだけで社会は出来てない。1人の中にも様々な側面がある。 ・例えば「しごと」と「かせぎ」。前者は生存のための集団の中で担う役割、皆で草刈りとか贈与経済っぽいもの。後者は貨幣経済っぽいもの。これと「くらし」。3つが近い事が大切。都会では「かせぎ」中心かつ3つがバラバラになりやすい。 ・地元の人の居ない組織で上手くやる難しさ。関わる人と真っ直ぐに真剣に向き合い、人生の時間を共にする。関係作りに徹する。関係作りに徹してよそを見ない、出ない。メディアに出ないと決めた2,3年。 ・定置網の手作り ・海士の食を巡るツアー ・気持ちにお金を払う。言い値が相場より高かった。 ・「自分の住んでいる場所をどうやって好きになって行くか」「自分の言葉を話しているか」
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